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★手計算とRで学ぶ統計学: Home

「なぜ統計学が必要か」という問いをひもとき,実践を通じて読者の方と統計学の心理的距離を縮めるガイドです。

このガイドの作成者

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森 優希
連絡先:
本ガイドは図書館学習サポーター/図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。
勤務期間:2020年4月〜現在
当時の身分:大学院生(博士後期課程)
当時の所属:九州大学大学院人間環境学府行動システム専攻心理学コース

勤務期間:2019年4月〜2020年3月
当時の身分:大学院生(修士課程)
当時の所属:九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻デザイン人間科学コース

このガイドについて

「数学苦手だし,大学でも数学が必要なさそうだから文系に来たのに,数学の知識が必要なデータの分析をやらなきゃいけないなんて…」
「本を見ても数式ばっかりでやる気がなくなっていく…」
「本の内容はなんとなく分かったけど,実際の場面ではどのように分析手法を使い分ければいいの?」
などのお悩みを抱えたみなさん。
特に卒業研究を控えた方は土壇場になって統計学の入門書をめくり数ページでギブアップした,という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

かくいう私も,卒業研究でデータ分析をするとなった段階で「数学がわからない〜!!」と泣きながら統計学の入門書を読み,RStudio (統計解析ソフト) を前にキーボードを叩き,エラーメッセージが出たら「誰の許可を得て変な挙動してるんじゃ!! (※だいたい自分のせい)」と八つ当たりをしていました。今ではある程度統計学に対する苦手意識もなくなってきましたが,わからないところがあれば本やインターネットを参照してパソコンの前で唸る日々です。

このガイドは

・そもそもなぜデータ分析を行うのか
・検定の原理 (そもそも何を見ているのか,背後ではどのような計算が行われているか)
・実際に使用する形式のデータを使用するRを用いたデータ分析の進め方
・科学者のたまごとして覚えておきたい\(p\)値とのつきあい方

を紹介します。

このガイドが,数学が苦手だったり統計学に苦手意識のあったりする読者の方が,データ分析の認識を「なにかよくわからないけどそれっぽい結果を出してくれるブラックボックス」から「使い方や注意点を分かった上で使いこなせる武器」に変えるための手助けとなれば幸いです。

(※) ボックスの冒頭に★がついている項目はやや発展的な内容です。興味のある方はぜひチャレンジしてみましょう!