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★世界に飛び出せ!大学院生のための国際交流ガイド: 国際学会紹介

大学院での国際交流に興味はあるけど、不安で一歩踏み出せない… そんなあなたへ、Cuterの体験談をお届けします!

参加した国際学会

私は産業連関分析を用いて環境問題のメカニズムを分析しており、学会には経済系と環境系を中心に参加しています。

経済系(産業連関分析という手法が中心)の学会では、「産業連関分析」を活用したさまざまなテーマの研究に触れることができます。

環境系(産業エコロジーというテーマが中心)の学会では、さまざまな手法を活用した「産業エコロジー」関連の研究に触れることができます。

 

経済(産業連関分析)

2022.9  International Input-Output Association (IIOA) Conference 2022  @ Malaysia
2023.6  IIOA Conference 2023  @ Italy
2024.3  International Conference on Economic Structures (ICES) 2024  @ Osaka
2024.7  IIOA Conference 2024  @ Chile
(Forth coming)  2025.7  IIOA Conference 2025  @ Maldives 

 

環境(産業エコロジー)

2022.11  EcoBalance 2022  @ Fukuoka
2024.11  EcoBalance 2024  @ Sendai
(Forth coming)  2025.7  International Conference on Industrial Ecology (ISIE) 2025  @ Singapore

International Input-Output Association (IIOA) Conference

国内学会は主に週末の2日間に開催されますが、国際学会はそれよりも会期が長く、3~5日間にわたることが多いです。(庄田調べ・個人差あり)

国際学会では、会期が長い分、参加者同士の交流が活発になり、繋がりが深まります。

特に、International Input-Output Association (IIOA) Conference では、『繋がりを大切に』というモットーのもと、交流を促進する工夫が凝らされたイベントが数多く行われています。

ちなみに、2022年から毎年 IIOA Conference に参加していますので、2024年のチリ大会は人生3回目の IIOA Conference でした。

繋がりを大切に

IIOA Conference 2024 (2024.7.1~7.5)

1日目・初日 (2024.7.1)

  • Buddy Program (IIOA学会の初心者と古参を繋ぐための挨拶会)
    「初めて学会に参加する時、『知り合いがいない』、『どの発表が自分に関連しているのか分からない』、あるいは『引用した研究者の名前と顔が結びつかない』など、戸惑いや不安を感じることがあります。Buddy Program は、学会経験が豊富な Buddy が、初参加の Newbie をサポートし、学会に馴染めるよう支援することを目的としています。」(https://www.iioa.org/conferences/30th/buddy_programme.html・和訳 by 庄田)
  • Welcome Reception (立ち飲み形式の挨拶会) 
    Buddy Programからの〜Welcome Reception!「はじめまして」と「お久しぶり」が飛び交うこの場で、新たなご縁が次々と生まれます。3回目の参加ともなると、「帰ってきたぞ!」という圧倒的なアットホーム感に感動します。

会期中・毎日

  • Coffee Break (セッション後に発表者とディスカッション) 
    学会のプログラムでは、発表時間や質疑応答時間に限りがあります。もし「発表者の話をもっと深く聞きたい!」と思ったら、セッション後にコーヒーを飲みながらディスカッションを楽しむことができます。議論が盛り上がれば、そこから共同研究に発展する可能性もあります。
  • Lunch Break (雑談を交えながら親睦を深める) 
    午前中のセッションが終了し、ランチタイムに入ります。コーヒーブレイクと同じような役割を果たす場合もありますが、気になる方に話しかけたり、相席した方と親しくなるチャンスです。雑談を交えながら、自然と親睦を深めることができます。

2日目 (2024.7.2)

  • Young Researchers’ Night (若手研究者のためのパーティー)
    「若手研究者の夜」という名のイベントですが、実際はほぼ全員が参加します。学会初心者はイベント名だけで参加を躊躇することも多いですが、古参は "We are forever young!" と言いながら、楽しそうに参加申し込みをします。
    「若い人だけでなく、若いと感じている人、若い人とつながりたいと思っている人なら誰でも大歓迎です。」(https://www.iioa.org/conferences/30th/young_researchers_night.html・和訳 by 庄田)

4日目 (2024.7.4)

  • Conference Dinner (食事会) 
    ご当地の美食(美食かどうかは個人差あり)と現地の民族芸能を楽しみながら、同じテーブルの人々と歓談します。料理が終わると、自由に席替えを始めます。話してみたい研究者の隣に座って、じっくり研究の話をする絶好なタイミングでもあります。

5日目・最終日 (2024.7.5)

  • Excursion (観光)
    国際学会には世界各地から参加者が集まりますので、学会の最後のイベントとして、開催地の文化や景色を楽しむ観光が行われます。美しい景色を眺めながら、同じグループの方々と歓談することができます。