Skip to Main Content

★世界に飛び出せ!大学院生のための国際交流ガイド: まとめ

大学院での国際交流に興味はあるけど、不安で一歩踏み出せない… そんなあなたへ、Cuterの体験談をお届けします!

費用について

ここでは、研究留学にかかった費用と、その費用をどのように工面したかについて紹介します。


1ヶ月の生活費

ボストンでの1ヶ月あたりの生活費は、およそ30万円 でした。

項目 費用
家賃   約18万円 
食費 約8万円
娯楽費 約3万円

物価が高いボストンでは、特に家賃と食費が大きな負担 でした。ルームシェアを活用することで、少しでもコストを抑えるように工夫しました。


研究留学の資金源

今回のアメリカでの滞在費用は、主に次の2つの支援を活用しました。

  • 学振(特別研究員):研究費と生活費の一部をカバー
  • PBASE(若手研究者海外渡航支援プログラム):留学にかかる渡航費・滞在費をサポート

この2つの支援を組み合わせることで、アメリカでの生活を無理なく過ごすことができ、日本のアパートも解約せずに済みました。


留学のための奨学金・研究費

研究留学を計画する際、資金調達は重要なポイントです。私が利用した奨学金や研究費について、詳しくは以下のページで紹介しています。

▶️ 留学資金について詳しく知る

研究留学で学んだ日本とアメリカの違い

研究留学を通して、これまでの私の研究生活と比較し、いくつかの違いを強く感じました。


⚡ 研究のスピード感

アメリカでは論文を書くまでのスピードがとても速いと感じました。その背景には、以下のような理由があるように思います。

  • 研究者の数が多く、競争が激しい:研究資金の獲得競争も厳しく、成果を素早く出す必要がある。
  • こまめに論文を出す文化:1つのテーマを深掘りするだけでなく、並行して複数の研究を進め、成果を定期的に発表する。

私を指導してくださった先生は、いつも頭の中に2つか3つの研究のアイディアがあり、1つの研究が停滞しても、別の研究で成果を出して論文を書けるようにしていました。これは誰にでもできることではありませんが、アメリカの競争社会を勝ち抜いている研究者ならではの戦略 だと感じました。


👥 学生・先生・大学間の交流の多さ

研究は個人作業になりがちなことも多いと思いますが、アメリカでは学生・先生間のコミュニケーションが活発 でした。

  • 週に1回のセミナーとランチ会:近い分野の学生・先生が集まり、研究の進捗や悩みを共有。
  • 2週間に1回の講演会:他大学の先生が来訪し、異なる研究テーマについて学ぶ。

講演会では、講演を聞いて自分の研究に対する新たな視点を得るだけでなく、空き時間に自分の研究を他大学の先生に聞いていただき、アドバイスをもらうなど、研究の幅を広げるきっかけになりました。


⌛ 研究とプライベートの切り替え

私を指導してくださった先生は子育て中 だったため、週2回、決まった時間だけ研究室に来ていました。それ以外の時間はオンラインで研究を進めており、柔軟な働き方ができている点が印象的でした。

  • 家庭を大切にしながら研究:研究と家庭のバランスを取るために、自分のスケジュールをコントロール。
  • 学生も自由に時間を使う:決められたコアタイムがなく、自分で研究と自由時間を調整。

効率よく研究し、オフの時間も大切にする というスタイルが根付いているように感じました。

まとめ

研究留学を通じて得たこと

実際に研究留学を経験してみて、アメリカの研究スタイル や、文化 を体験することができました。

また、日本では得られなかった視点を学ぶことで、自身の研究に新たな方向性を見出すきっかけ になりました。

この経験を通じて、今後の研究に活かせるスキルや考え方を多く学ぶことができたと感じています。


最後に

研究留学に興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください!

「研究留学についてもっと知りたい!」という方がいれば、ぜひ気軽に聞きにきてください!