研究留学を考えている方へ
ここでは、3ヶ月〜半年程度の短期研究留学 に焦点を当ててお話しします。
※ 長期の留学(修士・博士課程)や海外PhDを希望する場合は、語学要件(TOEFL・IELTSなど) や 各大学の入学基準を満たす必要があります。そのため、今回紹介するように自由に滞在先を選ぶことは難しいかもしれません。
研究留学の滞在先を決める方法はいくつかあります。
私は、国際学会での出会い をきっかけにボストン大学を選びました。
最初から滞在先の研究室を決めていたわけではなく、国際学会で知り合った学生や先生方に、
「私は◯◯の研究をしていて、◯◯のために3ヶ月ほど研究留学をしたいと思っているのですが、良い先生はいませんか?」
と相談し、最終的に、他の先生方からの評価が高く(私の研究に近い分野でデータ解析の能力が高い)かつ学生からの評価も高い(丁寧に指導してもらえる)という話を聞いて、ボストン大学に行くことを決めました。
論文の著者から自力で滞在先を探すのも良い方法ですが、論文だけではその先生の指導スタイルや人柄までは分かりません。事前に、以下のような点を確認することをおすすめします。
これらの情報は、日本での指導教員の先生に相談したり、滞在予定の大学の学生に聞いたりすると分かることが多いです。事前に研究室の環境を把握しておくことで、留学中のギャップを減らすことができます。
滞在先の候補が決まったら、研究室の先生に連絡を取り、正式に受け入れをお願いする 必要があります。
しかし、いきなり 「研究室に入れてください!」 とお願いするだけでは、相手も困惑してしまいますよね。
そこで、スムーズに受け入れを認めてもらうためには、以下のポイントを明確に伝えることが大事です。
※ 先生と研究内容の具体的な話を進める際には、必ず指導教員に相談し、詳細を報告 してください。
また、受け入れをお願いする前に、一度先生と 直接話す機会を作る ことをおすすめします。
このような機会を通じて、相手の人となりを知るとともに、自分のことを知ってもらいましょう。
研究留学では、長期滞在のための準備が必要になります。特に ビザの申請 や 住居探し は早めに進めておくことが重要です。
長期滞在の場合、観光とは異なり ビザの取得が必要 になる場合があります。
また、ビザの申請は福岡で手続きできないものもある ため、東京や大阪などの大使館・領事館での手続きが必要になることもあります。
最新のビザ情報については、こちらの公式ページをご確認ください。
アメリカのVISAについて
長期間の滞在では、ホテル暮らしは金銭的に厳しいため、事前に住む場所を探す必要があります。
大学の寮やゲストハウスが利用できる場合は、それが最も手間が少なく、安心して暮らせる選択肢です。ただし、滞在期間が短いと寮を借りられないこともある ため、まずは滞在先の先生に相談してみるのがよいでしょう(私は寮は断られました、、、)。
ボストン大学の場合、1年未満の滞在では寮が借りられなかったため、自分でアパートを探しました。しかし、ボストンは家賃が非常に高額 で、一人暮らしをすると 1ヶ月あたり約20 - 40万円 かかることもあります。
そこで、私は ルームシェア をすることにしました。
ルームシェアを見つける方法はいくつかありますが、私は Facebookのコミュニティ を活用しました。
ボストンには多くの大学があり、学生向けのルームシェア情報が Facebookのグループ で活発にやりとりされています。
現地の学生から「Facebookでルームメイト募集の投稿がたくさんある」と聞き、実際に利用してみました。
Facebookを使ったルームシェア探しの手順
注意点:詐欺に注意!
Facebookでのルームシェア探しは便利ですが、詐欺まがいの投稿も存在するため、以下の点に注意してください。
私は約1ヶ月かけて慎重に探し、最終的に安心できるルームシェアを見つけることができました。