研究留学中の1日のスケジュール(平日)を紹介します。
食事代は $15~$20(約2,000円~3,000円)。日本の学食より高めです。日本の学食と違って、アプリで事前注文できるので並ばずに食べることができました。
ここでは、研究以外のアメリカでの生活について紹介します。
ボストンはアメリカの東海岸に位置し、ニューヨークやワシントンD.C.にも比較的近い都市です。古いレンガ造りの建物が多く残り、ヨーロッパのような美しい街並み を楽しめます。
また、ボストンは「学問の都」としても有名で、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT) など、世界トップクラスの大学が集まっています。私もルームシェアを通じて他の学生と交流し、異なる視点での研究の話を聞くことができました。
治安は比較的良く、落ち着いた雰囲気で、かつ、街が比較的小さくまとまっているので、車がなくても買い物や遊びに出かけることができる(アメリカだと珍しい)点が良かったです。
比較的緯度が高いので、冬はとても寒いです。私が滞在したのが11月から1月でしたが、最低気温は-10℃を下回ることもありました。2月はもっと寒くなるようで、ベンチコートや滑り止めのついたブーツは必須です。もし皆さんがボストンに行くなら、おすすめの季節は春です。桜が咲いてとても綺麗だそうです。春に行けば良かったと少し後悔しています。
アメリカ全体に言えることですが、外食の物価は日本と比べてかなり高めです。
ただし、量が多い のと、残った食事を持ち帰る文化 があるため、無駄なく食べることができます。店員さんに「Can I get a box?」と頼むと、小さな箱をもらえます。私はよく余ったご飯を持ち帰って次の食事に回していました。
ボストンには世界中から留学生や移民が集まるため、多国籍なレストランが豊富です。アメリカンフード(ハンバーガー・ピザ)だけでなく、中華・韓国・タイ・ベトナム料理なども気軽に楽しめました。アメリカンな食事は油が多くて胃もたれするので、それ以外の食事をすることが多かったです。
また、日本食レストランや日系スーパーもあり、スシロー、牛角、つるとんたん(うどん) などの日本のチェーン店も進出しています(もちろん値段はびっくりするくらい高いです)。スーパーでは納豆・醤油・寿司・おにぎり・日本の化粧品なども手に入り、日本人にとって比較的住みやすい環境でした。
ボストンは海が近いため、新鮮な魚介類が楽しめます。特に有名なのは:
です。どちらもとっても美味しいのでおすすめです。
食費を抑えるため、自炊もしていました。鍋など日本料理をよく作っていましたが、日系スーパーは高いので、以下のようにスーパーを使い分けていました。
研究の合間に、ボストンならではの観光や文化体験を楽しみました。
休みの日は博物館や美術館を巡りました。ボストン博物館には日本の展示も多くあり、日本では見れない浮世絵がなぜかアメリカで見れたりします。博物館の中で特に印象的だったのは「ボストン茶会事件博物館」です。ここでは、当時のアメリカ人がイギリスの課税に抗議し、紅茶の箱を海に投げ捨てた事件 を体験型ミュージカル形式で学ぶことができます。博物館の役者さんと一緒に当時の人になりきり、実際にお茶の箱を投げる体験もでき、楽しみながら歴史を学べました。
また、クラシックを聴きに行ったり、バレエを観に行ったりもしました。どちらも、劇場・会場が歴史があってとても素敵で、興味があまりない人も一度は中に入ってみて欲しいです。オーケストラの演奏もバレエもアメリカトップレベルで、お金をかけても観に行った甲斐がありました。
私が滞在した冬は、バスケットボールやアイスホッケーのシーズンだったので、何度か観戦に行きました。観客の盛り上がりが日本より激しく、自分もつい熱くなって応援してしまいました。また、ボストンは野球も有名で、野茂英雄や松坂大輔が活躍した「ボストンレッドソックス」の本拠地です。オフシーズンだったので野球を見ることはできませんでしたが、球場の中を巡るツアーに参加し、選手のロッカールームなど、普段入れないような場所を見学しました。
ルームメイトは大学院生で、平日はかなり忙しく、あまり会話する時間がありませんでした。しかし、週末には一緒に映画を見たり、食事をしたりすることもありました。食事の際は、お互いの研究や故郷の話をしたりして仲良くなりました。一人暮らしと違っていつでも話せる友人がいたことで、寂しさを感じることはありませんでした。そういう意味で、ルームシェアを選んでよかったと思います。