ペースメーカは、心臓内の微弱な電気信号をモニターしているため、体の近くで大きな電気的ノイズが
発生するとこれを患者の心臓の電気的興奮と誤認識する可能性があります。
また、強い磁場によっても影響を受けるため、ペースメーカ植込み後はこれらの影響を
回避することが必要となります。
参考:吉田俊子, 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護3, 株式会社 医学書院, P90 (2011)
多くの生活電気製品は正しく使用することで、ペースメーカに影響することなく使用することができます。
携帯電話も最近ではペースメーカと同側の胸ポケットにしまうなどしなければ、
通常の使用において影響は、まずないとされています。
また、MRIの使用が可能なペースメーカも存在し、少しずつ患者の生活での制限が緩和されてきています。