成人では、1分間に約70回、1日で10万回以上心臓は収縮し、
全身に血液を循環させています。
心臓の大きさは、200~300 gで、
だいたい握りこぶしほどの
大きさだといわれています。
1分間に5~6 Lの血液が体に送り出されています。
左の図のように、心臓では洞結節から発生した電気的刺激が
右心房、左心房に広がります。
電気的刺激を受けた心房は収縮し、心室へ血液を送り出します。
房室結節で心房筋からの興奮を受けとり、ヒス束に伝えます。
ヒス束は心房中隔の下端を心室中隔に向かって進む短い束で、
右脚と左脚に枝分かれして心室中隔の両側を
心尖に向かって走り、さらに枝分かれします。
ヒス束の末梢部はプルキンエ線維といわれ興奮を心室に伝え、
心室が収縮し、血液を体に送りだします。