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除細動器と心臓ペースメーカのきほん: 体外式?植込み式?

除細動器と心臓ペースメーカについてまとめました。前半は一次救命やAEDについても書いてあるのでいろんな人に目を通して頂けるとうれしいです。

体外式ペースメーカ

心臓ペースメーカには、

体外式ペースメーカと、植込み式ペースメーカ

の2種類があります。

 

体外式ペースメーカは、

一時的ペースメーカともいわれます。

 

ペースメーカの本体は体外に置かれ、

経静脈的にカテーテルを通じて刺激したり、

体表面から刺激する方法が一般的です。

 

体外式ペースメーカは、

主に急性心筋梗塞や急性心筋炎に伴う

徐脈性不整脈の際の緊急処置として

用いられます。

 

また、緊急時でなくてもアダムス・ストークス症候群や

心不全を合併する徐脈性不整脈のときに

植込み式ペースメーカを設置するまでの

代替法として用いられることがあります。

植込み式ペースメーカ

植込み型ペースメーカ

恒久的ペースメーカともいわれます。

みなさんが、心臓ペースメーカときいて思い浮かぶのは

こちらではないでしょうか?

 

植込み型ペースメーカは

徐脈性不整脈に用いられており、

経静脈的に心臓内膜刺激を行い、

ペースメーカ本体を前胸部皮下に

植め込みます。

 

ペースメーカの本体の軽量化(20~30 g)機能の向上などで、

適応範囲は拡大し、患者さんのQOLも大きく向上しています。

刺激の方法はICHDコードによって示されています