心臓ペースメーカには、
体外式ペースメーカと、植込み式ペースメーカ
の2種類があります。
体外式ペースメーカは、
一時的ペースメーカともいわれます。
ペースメーカの本体は体外に置かれ、
経静脈的にカテーテルを通じて刺激したり、
体表面から刺激する方法が一般的です。
体外式ペースメーカは、
主に急性心筋梗塞や急性心筋炎に伴う
徐脈性不整脈の際の緊急処置として
用いられます。
また、緊急時でなくてもアダムス・ストークス症候群や
心不全を合併する徐脈性不整脈のときに
植込み式ペースメーカを設置するまでの
代替法として用いられることがあります。
植込み型ペースメーカは
恒久的ペースメーカともいわれます。
みなさんが、心臓ペースメーカときいて思い浮かぶのは
こちらではないでしょうか?
植込み型ペースメーカは
徐脈性不整脈に用いられており、
経静脈的に心臓内膜刺激を行い、
ペースメーカ本体を前胸部皮下に
植め込みます。
ペースメーカの本体の軽量化(20~30 g)、機能の向上などで、
適応範囲は拡大し、患者さんのQOLも大きく向上しています。
刺激の方法はICHDコードによって示されています。