ペースメーカについて勉強をはじめてよく出会うのが、ICHDコードと呼ばれるものです。
ペーシングモードはVVIやAAI、DDDだ!とテキストなどに書いてあるのを見かけますが、
この3文字は何を表しているのでしょうか???
ICHDとは、
Inter-Society Commission for Heart Disease Resource の略です。
ICHDはペースメーカの機能を表していて、基本的に3文字で表されています。
例えば、VVIは
V:このペースメーカは心室を刺激します!
V:心室から発生する波形(QRS波)を感知して
I:感知した波形が設定したレート(心拍数)以上であるときは刺激しない!!
という機能をもってますよということを示しています。
ペースメーカの種類によっては、4文字目としてRの表記があることがありこのRは心拍応答機能をもつペースメーカであることをあらわしています。
心拍応答機能とは、患者さんの呼吸数・体動・体温・心電図の身体情報から
活動度に応じて心拍数を変更することが出来る機能です。
この機能により、ペースメーカを埋め込んだあとに患者さんが感じる
違和感が軽減されるといわれています。
患者さんの心臓の状態・疾患によって必要な刺激が得られるようなペースメーカをドクターが選択します。