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呼吸機能検査ってなんだろう?: SVCのスパイログラム②

肺気量

SVCのスパイログラム①で紹介した4の基準をもとに4つの肺気量が決まります。

 

1回換気量(Tidal Volume;TV)(安静吸気位と安静呼気位の差)

 成人の平均が500 mLであり、私たちの日常の呼吸では1回の呼吸で

 約ペットボトル一本分の空気が出入りしています。

 

予備吸気量(Inspiratory Reserve Volume;IRV)

 (最大吸気位と安静吸気位の差)

 運動時など大量の換気が必要な時のための予備で吸える量です。

 成人で平均2~3 L程度の予備吸気量を持っています。

 

予備呼気量(Expiratory Reserve Volume;ERV)

 (安静吸気位と最大呼気位の差)

 運動時など大量の換気が必要な時のための予備ではける量です。

 成人で平均1 L程度の予備呼気量を持っています。

 

残気量(Residual Volume;RV)(最大呼気位以下)

 息をはききっても残ってしまう空気の量です。

 どんなに思いっきり息をはいても、気道や肺胞から空気を完全に

 抜くことは出来ないので、必ずこの残気量が存在します。

 成人で1.1 L程度とされていますが今回、ガイドで紹介している

 SVC、FVCでは測定することができません。

 

 

 

 

 

SVCスパイログラム