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★はじめての学会発表-ある歯学大学院生の体験記-: 口頭発表?ポスター発表?

歯学府大学院生の学会発表体験談。ポスター発表と口頭発表を含め、大学院生の研究生活を少しでもリアルに感じてもらえたらと思います。

ポスター発表

ポスターの構成についてお話します。

一般的かどうか正直わからないですし、分野によって主流のやり方があると思いますので、先輩の過去のポスターなどを見るのが必須ですが、私の経験上、だいたい大まかにこんな感じで作っています。

パワーポイントを指定のサイズにして作ったり、パブリッシャーで作ったりします。

作ったファイルをPDFで保存し、生協がはいっている建物にある教育研究支援センターで印刷します。

機器予約というところから、大判プリンターを選択し、時間ごとに予約ができます。

だいたい大きさは横90、縦120~160くらいが多いと思います。ですが、海外では横長のポスターが主流だそうです。

(パワポだと、ページ設定のところで、実際の寸法を決めることができます。これを決めないと、後で載せたい情報がスペースがなくて無理!など困りますから、先にサイズを設定してから作り始めましょう。)

そして、ポスターを印刷する紙にも種類があって、布に印刷することもあります。

遠方での学会などの場合、紙のポスターだとしわがついたりするからというのがあるんだそうです。

タイトル(学会によって縦横のサイズが決まっています。顔写真のサイズとか、フォントサイズも決まっています)

著者名、共同発表者名(参加する学会に入っている人しかのせちゃだめという学会もあれば、そうでないのもあります)

著者らの所属

背景、目的(何についての発表なのか、今、世の中的にどういう流れ、どういう結果が多くいわれているのか)

材料方法(何を使って実験したのか)

結果(どんな結果がでたのか、まとめる)

考察(その結果からいえることはなんなのか)

結論(この結果はどういうことを導くのか、良い方向にもっていけそうなのか、これをやるとだめになるのか)

以下は私が実際に去年発表した学会ポスターです。実際、当時の学会の決まりとともに載せてみました。歯科分野以外では、学会の会員じゃなくても名前を載せることができますし、ルールによって、筆頭演者に下線をひいたり、○をつけたりします。

医学系の場合、症例報告という形式もあると思います。これは私は経験がありませんので、先輩のものや、今まで学会でみてきたものを参考にまとめてみました。

症例報告の場合

タイトル部分~著者、所属などは、上記と同じ。

緒言、目的
何について報告するのか

(こんな症状の人がいて、こうやったら治りましたから報告しますね、こういう器具、検査方法、薬があるんですけど、こういう症状の人に使ってみたら効果あったから報告しますね、こういう症状の人がいて、よく調べたら実は、こうだったんですなど。)

症例

 年代、性別

 主訴

 既往歴

 診断

 治療方針、治療方法

 治療経過

結果

よくなったよ

やっぱあんま意味なかったかも

やらんほうがよかったかも

考察

 こういうひとにはこの方法使ったほうがよさそうやけど、こういう人はだめかもしれん。

 これなら、従来の方法のほうがいいよね

 これで大丈夫なら、こういう違う症状の人もいけるかもですよね

 この症状から、この疾患って推測できるようだよ

結論、まとめ

 やってよかったんじゃない?

 ここを改善すれば、もっとよくなると思うんだけど。

 この方法すごいよね!絶対みんなもやるべきだよ。

 こういう症例のときはこういうことに注意してやっていってね。

口頭発表


口頭発表については、私は1回しか経験がありません。

なので、学会参加で見て聞いたものの中や参考文献からお話していきます。

ご存知とは思いますが、スライド形式で発表となり、壇上、もしくは前に出て発表します。

パワーポイントを使用します。

 

タイトル(Title)

背景(Background)

目的(objective)

材料方法(Materials and methods)

結果(Results)

考察(Discussion)

結論(Conclusion)

口頭発表(oral presentation)では、原稿を作ったほうがいいと思います。

ポスターではいいたいことをすべてポスターに書き込んでおくことも可能ですが、

スライド発表では、そうすると文字が小さく並んだ見にくいスライドになってしまいます。

ということで、原稿は必須です。

ノートスペースに書き込んでいき、最後にワードにすべてまとめるというやり方をしました。

実際の発表では、手元に画面がありますが、そこには、ノートスペースは映らないことがほとんどです。

(もし映ればラッキーくらいな感じで。)

まずスライドの全体像を作ります。

①タイトルページ

②背景、目的:発表したい内容を簡潔に強調する短い文もしくは図を。

③材料・方法:実験方法をチャートや図、実験に使った器具などを写真で紹介

④結果:シンプルに。強調すべき点がはっきりわかる1枚の表やグラフを。

⑤考察:自らのデータや方法の問題点を挙げたり、この実験の結果から考えられること。

⑥結論:この発表がいかに有益か、新しいか。量は少なくて良い。

スライドを作る際の注意点

スライドの縦横比に決まりがないか

フォントの種類は統一

文字はひとつの画面につき7行~10行程度

1行に7word程度

文字の大きさは2種類のサイズくらいにとどめる(最小で24フォント)

文章32ポイント、小見出し40ポイント、大見出し48ポイントが一般的なようです。

文字は2色以上は使わないように心がける

アニメーションは、発表に緊張しなくなるまでは、あまり使わないほうが得策。

スライドばかりを見てプレゼンするのではなく、聴衆をみながら。

できれば原稿は、発表の2,3週間前には作っておいたほうがいいと思います。

私の場合、2,3週間前に作成し、一応すべて暗記しました。

暗記しつつ、スライドの中に、キーワードをちりばめて

スライドのここを見れば。あの覚えた文章のきっかけが思い浮かぶな、

的な進め方でスライドを原稿に寄せていくような方法をとりました。

また暗記しつつ、どうしても覚えられない単語や言い回しは少し自分が言いやすいように微調整をしていきました。