2年生になり
また1年生の学会発表の失敗経験もあり
また実験に必要であるからというメインの理由で
論文を積極的に探し、読むようになりました。
私は昭和の人間ですので、どうしても印刷してファイルに閉じるほうが安心するため、
そのように保管していくと
見やすく、また振り返りやすいのも手伝って
蓄積がたまり、また、研究班の中で、毎週月曜に論文をメンバーで一文ずつ読みながら進めていくという会も始まり
論文と接する機会が多くなりました。
論文の使い道というのがわかってきた、実感をもってきたというところもあります。
実験をするとき、条件の設定どうしようかな、
そういうときに過去の論文を見ます。
そこからヒントを得るのです。
こういう実験やりたいけど、材料なんかないかな
そういうときにも過去の論文を見ます。
いわゆるお手本とする感じでもありました。
また臨床では、
こういう症状がなおらないんだよな、なんでだろ
そういうときにも論文を検索するようになりました。
こうなることで論文との接点が増え、
それが自分の知識、印象として残っていきました。
もちろん英文があまりにも回りくどく、読む気にならないものもありますが
そういうのは正直途中で読むのをやめていたり
全部が全部すみからすみまで読んでいるわけではありません。
材料方法のところだけ読んでチェックしただけの論文や
考察だけ読んだ論文なんていくらでもあります。
アブストラクト(Abstruct:抄録:論文の内容を短くまとめたもの)
だけ読んで、違うやってのもありました。
でも接点が1年生よりも増えたのは確かです。
また、2年生でもありがたいことに学会発表のチャンスに恵まれました。
ノミネートには間に合わなかったのですが、
このときの発表は多くの先生が見に来てくださり、
名刺をくださり(学会に名刺は必須なんです、知らなかったけど)
アドバイスをくださいました。
1回目と異なり、張り出したポスターの隣に立っていればいいという
気楽さも手伝って
結構話すことができたと思います。
自分の研究結果がこうやって注目してもらえたり、
感想をもらえたり、
尋ねてもらえるなんてと、とても嬉しく思ったのを覚えています。
その頃には少しは論文も読んでいたので
あれは、それは、これはと少しはお話できるようになっていて
心の余裕があったのも大きいかなと思います。