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臨床検査における血液の基礎とその病気: 血小板の基礎

血小板について

ここでは、血小板の基本的なことについて簡単にまとめていきます!

CC 表示-継承 3.0File:放出血小板.jpg / wikipedia

<血小板の産生>

造血幹細胞から分化した骨髄系幹細胞はさらに

巨核球系前駆細胞

 ⇩

巨核芽球:増殖する際、細胞はDNAが4倍体になると核と細胞質両方が分裂しますが、

      巨核芽細胞では核だけが分裂して細胞は二つに分かれないという特徴があります。

      その後も分裂は続いていくため、8倍、16倍、32倍体の巨核芽細胞ができます。

 

前巨核球

 

巨核球

CC 表示-継承 3.0File:WVSOM Megakaryocytes.JPG / wikipedia

  巨核球の細胞質の断片がちぎれて…

 ⇩

血小板となります。1個の巨核球は約2000個の血小板をつくります。 

血小板産生を刺激する主要な因子としてトロンボポエチン(TPO)があり、巨核球系前駆細胞の増殖や未熟な巨核球系細胞の成熟を促進します。

 

 

<血小板の回転>

血液中を流れる血小板は、総数の約2/3で、残りの1/3は主に脾臓の中に蓄えられています。脾臓のイラスト

血小板の寿命は約10日で、老化した血小板は脾臓や肝臓のマクロファージに貪食されます。

 

 

<血小板の特徴>

CC BY 3.0File:Blausen 0740 Platelets.png / wikipedia

・直径が2~4 μmの楕円形。活性化すると、多数の突起(偽足)を生じる。

・核がなく、ミトコンドリアやアズール顆粒がある。

・正常値:15万~35万/μL

 

 

血小板の機能

血小板の役割といえば「止血」ですよね。

血小板にはさまざまな物質が含まれており、この物質によって以下の機能を発揮しています。

 

①粘着

血管が傷害されると、血管内皮細胞を囲んでいる結合組織や、それから産生されるコラーゲンが露出します。

血液中に含まれるフォン・ウィレブランド因子(vWF)と血小板の表面にある糖蛋白 GPIb/IX複合体が結合し、コラーゲンに付着し出血を止めています。

 

 

②凝集

血小板同士の結合を血小板凝集といいます。

様々な物質の刺激によって活性化された血小板は突起を出すとともに、糖蛋白 GPIIb/IIIa複合体

静脈系ではフィブリノゲンが・動脈系ではvWFが結合することで凝集し、止血栓を大きくしていきます。

 

 

③放出

血小板は活性化されると、いくつかの含有物質を放出します。

・濃染顆粒

  セロトニン(毛細血管収縮、血小板凝集促進)、ADP(血小板活性化→凝集をを促進)、ATP、Ca2+ など

・α顆粒

  フィブリノゲン(血小板凝集、凝固促進)、血小板由来成長因子(毛細血管収縮、血小板凝集)、粘着性糖蛋白、アルブミン など