Skip to main content
It looks like you're using Internet Explorer 11 or older. This website works best with modern browsers such as the latest versions of Chrome, Firefox, Safari, and Edge. If you continue with this browser, you may see unexpected results.

臨床検査における血液の基礎とその病気: 止血の仕組み

血小板の機能と止血

ここでは「止血」についてもっと詳しく説明していきます!

注射の後の止血のイラスト<止血までの流れ>

 止血には実は2つのステップがあります!

 

けが

 ⇩

一次止血血小板が主役となって行なう止血です。外傷部分に凝集し血栓をつくることで止血を行います。

 ⇩

二次止血:一次でできた血栓をさらに強いものにするため、組織液や血液中のさまざまな物質が複雑に反応することによって起こる止血です。

      主役となるのは、血液凝固因子です。

 

 

<二次止血について>

二次止血の主役である凝固因子は12種類あります。

止血は、

 ①内因系機序血管内の凝固因子だけで反応が進む。(反応は遅い)

 ②外因系機序血管外の組織因子(トロンボプラスチン、Ⅲ)が血管内に入ってくることで反応が進む。(反応は早い)

の2つの流れにわけられます。

 

因系では、まず血液中のⅫ因子が露出したコラーゲンなどに接触すると活性化し、

複雑な反応を起こしさらにⅪ因子を活性化させます。

活性化した因子が次の因子を活性化させるという流れで反応が進んでいきます。

 

因系では組織因子を含む組織液が血中へ流入し、Ⅶ因子を活性化させます。

 

この2つの流れによってⅩ因子を活性化させます。

活性化したⅩ因子は、補助因子であるⅤ因子、Ca2+、リン脂質と複合体を形成し、プロトロンビンをトロンビンにします。

トロンビンはフィブリノゲンをフィブリンに変えるとともに、XIII因子を活性化させます。

活性化したXIII因子が安定化フィブリンを形成し、創傷部を修復します。

線溶について

 

線溶とは、蛋白分解酵素であるプラスミンによって、フィブリンが溶解されることです。

 

止血は、損傷した血管壁にフィブリンが沈着することが最終段階です。

これ以上に止血のための凝固が進むと血栓を形成してしまうことになります。これを防ぐために線溶が起こります。

 

 

また線溶が働きすぎると、出血を起こしやすくなるためα2-プラスミンインヒビター(α2-PI)が作用して、プラスミンを抑え、出血から生体を守ります。

このように、バランス一定に保たれるようになっています!