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図書館TA(Cuter)に本の読み方をきいてみた: 森優希(人間環境学府)

日々、論文や専門書を読みこなす図書館TA(Cuter)。そんな彼らにきいてみました。「あなたの読書法、教えてください!」

Cuter森(人間環境学府)の読書法

私が専門書・論文を読むときのやり方を紹介します。基本的に専門書パラグラフ・リーディングよりも精読の方が向いていると思います。たくさんの英語に触れる,という点ではパラグラフ・リーディングが向いていると思いますが,専門書や論文を読むときは少し遅くても確実な理解をすることを優先した方が後々「あーあの本にこんなこと書いてたな」と思い出しやすくなります。

●専門書を読むとき
参考にしたい箇所がある場合は,目次を見てその箇所をピックアップして読みます。教科書的な本の場合は最初から精読します。

●論文を読むとき (心理学をはじめとした自然科学系)
大体の自然科学系論文はIMRaD (+Abstruct) 形式で構成されています。

最初にIntroductionを読んで先行研究の問題点・研究の目的を明確にする (背景となる理論は論文紹介とかでなければ飛ばしてもいいかも。私は結構読んでる)
方法を読む (ここの理解は重要)
結果を見る (ざっくりした理解でも構わない)
考察を読み込む (今後の課題なんかも書いている)

という手順で読むようにしています。アブストラクトは最初にざっと目を通し,「この論文は本当に自分の知りたいことが書いてあるか」を判断するための材料としています。

専門的な内容の文章を読むときは,紙でも電子媒体でもいいのでメモを取りながら読むことを強くお勧めします。私はOSデフォルトのメモ帳Note (Webサービス。すでに出版されているもののメモが結構アップロードされています) を使っています。この辺りは個人の好み次第です。

参考ガイド

Profile

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森 優希
連絡先:
本ガイドは図書館学習サポーター/図書館TA(Cuter)として勤務した際に作成したものです。
勤務期間:2020年4月〜現在
当時の身分:大学院生(博士後期課程)
当時の所属:九州大学大学院人間環境学府行動システム専攻心理学コース

勤務期間:2019年4月〜2020年3月
当時の身分:大学院生(修士課程)
当時の所属:九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻デザイン人間科学コース