○読書法について
効率的ではないのかもしれないですが、私が個人的に本を読むときに心掛けていることを紹介したいと思います。
①本を読む目的を把握する→読み進め方を決める
「なぜ、この本を読むのか」といった目的を把握することで、どうやって読み進めていくのかが大きく変わります。例えば、じっくり理解していきたい場合は、素直に前から読み進めていきます。また、特定のことだけが知りたいとなった場合には、そのことが書かれている章から読みます。この時に、本の目次が役に立ちます。最初に目次にをざっと目を通して、本全体の構成を確認します。そして、特に知りたいことが書かれていそうなパートを確認し、重点的に読むパートを大まかに決めます(読書計画を決める)。
②読み進めていくときに意識していること
ただ字面を追っているだけだと眠くなってしまうので、章や節ごとに、「筆者は、ここでは我々に何を伝えたいのか?」を意識しながら読み進めていきます。そのようにすることで、本全体(あるいは章・節全体で)どのような展開で進んでいるのかかを理解でき、情報が頭の中で整理しやすいです。もし、読んでいるだけで混乱するようだったら、メモなどにアウトプットする(重要な情報を書く、図にして整理してみるなど)と、より理解が深まると思います(私の場合は、専門書を読む場合はそのようにすることがあります)。
また、内容によっても、注意深く読むところと軽く読み飛ばせる部分が存在します。例えば、すでに知っている知識が載っている所(例: 生物専攻の私の場合は、「DNAの基礎知識」について など)は、目を通すくらいで飛ばします。また、全く知らない分野や一目で分かりにくいところは、何度も読み返して理解するようにしています。
以上の2点を意識して、私は読書を進めています。読書法は、人それぞれによって、やりやすい方法があるので、自分で試行錯誤されることをお勧めします。(私の場合も、(遅いですが)大学院に入ってくらいで、この方法が定着しました。)