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九州大学の資料とたのしむ競走馬の血統: はみだしよみもの

ギャンブルだけじゃない競走馬の魅力,お伝えします!

はみだしよみものについて

ここでは著者の興味関心に基づいて,障害競走や非常に濃厚なインブリード,そして生産段階で活躍する乳母について紹介しています。
少し (かなり?) マニアックな構成ではありますが,お付き合いいただけますとありがたいです。

超余談・私が競馬にハマったわけ

このように競走馬の血統についてのガイドを書いている私ですが,実は競馬を本格的に見始めたのは2021年ごろのことでした。

それ以前の私は「競走馬…ディープインパクトとハルウララしかよう知らない…」という状態でした。おそらく2000年代中頃に子ども時代を過ごした方は大体このような認識ではないでしょうか。あと「JAPAN WORLD CUP」という映像コンテンツを通じてなぜか松岡正海騎手の名前だけは知っていました。

転機になったのは2021年の1月ごろ,「ウマ娘 プリティーダービー」の存在を知った知人から「ゴールドシップという面白い馬がいる」と動画のリンクを送りつけられたことです。最初はゴールドシップの行動を面白がっていましたが,関連動画に表示されていた「誘導馬の一日」という動画を見たことで全てが変わりました。


その動画で紹介されていた元競走馬,マイネルホウオウの名前を私はそれまで知りませんでした。しかし,誘導馬として第二の馬生を過ごす彼の穏やかで賢そうな様子,現役時代の闘志溢れるレースの様子,当時マイネルホウオウを担当していたJRAの野澤職員の口から語られる誘導馬としての真面目で堅実な仕事ぶりにすっかり魅了されました。そこから誘導馬のファンになり,マイネルネオスを経由して障害競走を知り,血統の面白さを知ったことであっという間に土日を競馬中継で誘導馬の追っかけに費やす人間が出来上がりました。
「オリンピックの馬術競技に出場したJRA職員がジャパンカップの誘導馬に騎乗する」という情報を得てグリーンチャンネルを契約したのはいい思い出です。