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★食卓の上の多様性: ヴィーガンランチをつくろう

誰かと食卓を囲むとき,そこには確かに多様性が存在しています。このガイドでは,食卓の上にある多様性という視点からより多くの人がおいしく,楽しく食卓を囲むためのヒントを提供します。

大学生にも作れるヴィーガンランチ

ここまでのガイドを読んで,「実際に多様性のある食卓を囲む時にどのようなメニューを用意すればいいんだ!」と思った方も,「植物性食品だけで構成された献立が気になる…」と思った方もいるでしょう。
ここではもっとも制限の強いヴィーガン食 (動物性食品を一切使わない) で構成されたランチメニューを作って実際に食べてみました (ついでにアルコールも不使用。なので食材だけはハラルやコーシャーの基準も満たしてはいます) 。
※調理器具まで考えるとハラル,コーシャーの基準は満たしていませんが,食材だけはそれらの基準に適合しています

「大学生でも簡単に作れそう」「財布に負担をかけにくい」という条件を考え,以下のようなメニューを用意しました。

  • フムス (ひよこ豆のペースト)
  • 夏野菜のグリル
  • タブレサラダ (パセリのサラダ) ※厳密には違います
  • パン (今回は周船寺にあるパン屋さんで購入。全粒粉やじゃがいもがブレンドされたこだわりのパン)

実際に作って,盛り付けてみた時の写真がこちらです。

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こんな感じの,洒落たカフェなら800円くらいは取れそうな感じになりました。もうちょっと盛り付けに気をつければよかったです。

伊都キャンパスから自転車で行ける範囲のスーパーマーケットに売っているもので簡単に作れますので,興味がある方は作ってみてはどうでしょうか。

フムス

まずは中東で広く食べられているひよこ豆のペースト,フムスを作ります。食物繊維やタンパク質,ミネラル,ビタミンが豊富で海外セレブにも注目されている料理です。最近は日本でも市販されています (周船寺某スーパー,大橋某スーパーで確認) 。
●材料 (3日くらいで食べ切れる量)

  • ひよこ豆 (乾燥) …50 g (水煮を使うなら100g)
  • 練りごま (あればタヒーニ (中東のゴマペースト) ) …小さじ2
  • オリーブオイル …小さじ3
  • にんにく …少々
  • レモン果汁 …小さじ2
  • 塩 …少々
  • ひよこ豆の煮汁 …適量
  • (飾り用) オリーブオイル,イタリアンパセリ (食べられるならパクチーでも) ,クミンパウダー

日本エスニック協会のレシピを参考に,分量などを調整しています。最終的には自分で食べて「美味しい!」と思うように塩気など調整しましょう。

●作り方

  1. 乾燥ひよこ豆は一晩水につけておく。
    この大きさの乾燥ひよこ豆が


    大体2倍くらいの大きさに膨らみます。
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  2. 一晩水につけたひよこ豆を,指で抵抗なく潰れるくらいまで煮る。
    皮を取るとなめらかな口当たりになりますが,面倒ならそのままでも大丈夫です。煮汁はかたさの調節に使うのでとっておきます。

     
  3. にんにくをつぶしてからみじん切りにする。
    今回使ったのはこれくらいの大きさのにんにくです。面倒ならチューブのおろしにんにくを使っても問題ないです。
    まな板 (6年ちょっと使用) の傷がすごい。
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  4. オリーブオイル以外の材料 (ひよこ豆,ねりごま ,にんにく,レモン果汁,塩) を器に入れ,フォークの背で潰す。
    材料を器に入れた状態から
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    このように潰します。
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    ひよこ豆の茹で加減が甘かったらしく,なかなか潰れずに苦戦しました。前腕がムッキムキになるんじゃないかと思いました…
    ある人はフードプロセッサーを使うと断然楽です。腕ムッキムキにもならないし。

     
  5. ある程度混ざったらオリーブオイルを加え,さらにクリーミーになるまでひよこ豆の煮汁を加えつつ調整する。
    フードプロセッサーがない場合はある程度のところで妥協しましょう。腕が辛いです。
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    クリーミー…というにはやや粗すぎる気もしますが,ミキサーなしでここまでできたら上等です。これ以上を目指すと筋肉痛になります。

     
  6. 器に移し,あれば仕上げ用のトッピング (オリーブオイル少々,クミンパウダー,イタリアンパセリを盛り付けて完成。
    元々のレシピでは「パクチーを飾る」と記載されていましたが,私はパクチーが苦手なのでイタリアンパセリで代用しました。

野菜のグリルの作り方

野菜をじっくり焼いただけのメニューですが,手軽さとは裏腹にとても美味しいです。

●材料 (一人分)

  • ピーマン…1個
  • かぼちゃ…スライス3枚
  • パプリカ…1/4個

その他自分の好きな野菜や冷蔵庫にある野菜を無節操に焼いていけばいいと思います。葉物野菜やもやし以外なら多分なんでも美味しくはなります。

●作り方

  1. 野菜の下ごしらえをする。
    パプリカはヘタと種をとり,食べやすいサイズにカット。かぼちゃはスライスされたものを使うことをお勧めします (1/4カットのものを切り分けてもいいですが,ケガのリスクが上がります) 。ピーマンはヘタと種を取ってもいいのですが,丸ごと焼くのが個人的にはおすすめです。ししとうと同じ感覚で食べられます。
  2. 油を引かないフライパンやオーブントースターで,こんがり野菜を焼き上げる。
    かぼちゃは爪楊枝をさしてスッと抵抗なく刺さるくらいに,パプリカとピーマンは表面が黒くこげるくらいまで焼きます。

味付けは塩こしょうにオリーブオイル,バルサミコ酢とオリーブオイル,市販のドレッシングなどお好みでどうぞ。私は「えっすごく甘い!瑞々しい!」と味付けを考える暇もなくもりもりと食べてしまいました。

タブレサラダの作り方

フムスの飾りに使ったイタリアンパセリが余り,ついでに冷蔵庫に使いかけの玉ねぎがあったので作りました。
こちらのレシピを参考にはしていますが,余り物で作ったので分量は適当です。

●材料

  • イタリアンパセリ (本当は葉の縮れたパセリを使うそうです)
  • 玉ねぎ
  • トマト
  • 黒こしょう
  • レモン汁
  • オリーブオイル

●作り方

  1. イタリアンパセリ ,玉ねぎ,トマトを細かく切る。
  2. 塩,黒こしょう,レモン汁,オリーブオイルで味を整える。

本格的なレシピではブルグルと呼ばれる挽き割り小麦 (クスクスという小さいパスタで代用することも) も使うそうですが,完全に思いつきだったので入っていないです。

実食!

すべてのメニューを用意し,薄く切ったパンを盛り付けて,ヴィーガンランチの完成です!
以下,実際に食べてみた感想です。

●フムス
流石にフォークで潰しただけだと粗いですね…。でもぽってり濃厚でとても美味しいです。
潰しの粗かった豆や皮も食感にアクセントを添えていました (気になる人はフードプロセッサーで作るなり皮を取るなりしましょう) 。

飾り付け&風味づけにクミンパウダーを振りかけましたが,これが「異国の料理感」を強めていました。無論クミンがなくても美味しいです。
ボリューミーだけどしつこさはなく,お腹にがっつりたまる不思議な食べ物です。

●グリル野菜
どの野菜もとにかく甘かったです。むろん砂糖などは入れていません。
ピーマン,パプリカはとろりと柔らかく焼きあがりました。丸ごと焼いたピーマンはししとうのように種ごと食べられました (気になる人は種をとっても)。
かぼちゃは薄いところがパリパリ,厚いところはねっとり甘い,と厚さによって食感が全然違います。食感の違いが気になる人は均一に厚く切ることをお勧めします。

●タブレサラダ
とにかく爽やかで,フムスでこってりとした口の中をリフレッシュさせてくれます。夏の新定番になりそう。
本場のレシピではミントを入れることもあるようですが,今回は省略しました (手に入らなかったため) 。もっとパセリが多くてもいいですね。

本当に思いつきで作ったヴィーガンランチでしたが,とても充実したランチタイムを過ごすことができました。今回は中東のテイストが強い献立になりましたが,ご飯を主体にした和風の献立を組み立ててみたり西洋料理のテイストを強くしてみたりと,いくらでも楽しむ方法は考えられますね。動物性食品を使わない,という制約があるからこそ創意工夫が光るな,と食べながら考えていました。

余談ですが,動物性油脂のベタつきがないためか普段の食事よりも洗い物は断然楽でした

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