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触れてみよう!漢方医学と漢方薬: 治療法

名前くらいは聞いたことがある「漢方」、一体ナニモノでしょう。 実は僕たちの日常をよりよくするポテンシャルを秘める「漢方」について、その背景も踏まえてご紹介いたします!

レッツ治療

 

漢方医学では、西洋医学のように、病名が分かってから治療指針を建てる、という流れはあまりなく

証の決定が、即、治療薬の決定   となります。

証は必要な症状を取捨し、相互関連をつけ全体を統一したものであり、同時に 処方の適応証 でもあります。

例えば 「葛根湯(カッコントウ)の証」 とは、葛根湯が効く症候群というふうに、診断した時には治療法も決まってるのが漢方医学の特徴です。

これを 「方証一致(ほうしょういっち)」 もしくは 「随証治療(ずいしょうちりょう)」 と呼びます。

 

 

「治療」は漢方薬の処方がメインですが、鍼灸(しんきゅう)整体(せいたい)なども挙げられます。

これらの方法の基には「汗(かん)」「吐(と)」「下(げ)」の三つの目標があります。

 

この3つは、汗をかく/吐く/排泄することで、体の中にある病毒を外に出すことを指しています。

自らの体にある毒やよくないものは、自らの力で分解する(代謝)か、体の外に出す(排泄)ことでしか、対処できません。

漢方薬やツボ・ハリが出来る手助けは、この「外に出す」点がメインでしょう。

個人的には、できれば「吐く」方向では治療はしたくないです。

 

   

  

一方で「分解する」力を手助け(というより代理)するのが、《抗生物質》などが筆頭の「西洋医学」における医薬品、と言えます。

 

「治療法」に基づき、実際に「処方」が出されます