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【解説】
はじめは、寛政八年(一七九六)に出版された『機巧図彙』(きこうずい)からの抜粋です。
『機巧図彙』は「からくりずい」とも読み、からくり仕掛けを解説した図解書です。材料、寸法、組み立て方、仕上げまで、絵入りで詳細に解説され、実際にからくりを作成できるように書かれています。江戸時代でも他に類例の少ない、珍しい内容の書物です。
画像で示したのは、からくり人形「五段返り」の部品の解説です。
「股は…」で始まる一節。いったいどのようにしてこの部品を作るのでしょうか。
図も参考にしながら読んでみましょう。
なお、九大コレクションでは、首巻・上巻・下巻の全てを見ることができます。
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手習い其の一:『機巧図彙』より |