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九コレで学ぶ「くずし字」の世界: 序:ようこそ、くずし字の世界へ

古い時代の資料に書かれた、読めそうで読めない「くずし字」。九大コレクション(九コレ)で九大所蔵の資料を眺めながら、「くずし字」の世界に触れてみましょう。

はじめに

読めそうで読めない。

割り箸の袋蕎麦屋の暖簾筑紫もちの包み紙
和風で雅なものには必ずと言ってよいほど書かれている
「くずし字」

現代では演出として書かれることが多い「くずし字」ですが、かつては現役の文字として読み書きされていました。

仮名文字が生まれた古代から幕末明治に至るまで、連綿と書かれ続けたくずし字の資料は、今でも多数保存されています。

九州大学も多分に漏れず、貴重資料をはじめ多数の古典籍・歴史資料を保管しています。

近代以前の文学や歴史、日本の文化を理解するためには、くずし字は避けて通ることはできません...

...そんなしかつめらしい話でなくても、くずし字が読めたら楽しいことはたくさんあります。

風光明媚な観光地に立つ石碑、神社仏閣の扁額や掛け軸、浮世絵の横に書かれているアレ

くずし字が読めれば、今まで読めそうで読めなかったあれやこれが見渡せます。

このガイドでは、九州大学が所蔵・保管する資料を眺めながら、そんな「くずし字」の世界へ皆様をご案内いたします。

図:『機巧図彙』首巻(九州大学附属図書館所蔵)を改変

執筆者

Profile Photo
Tomoharu Nakamura
連絡先:
※画像は九州大学所蔵『蒹葭堂雜錄 巻之五』の一部を加工したもの。

本ガイドのねらい

本ガイドでは、くずし字に興味はあるがまだ読めないを対象に、

  • くずし字の基本を身に付けられる
  • くずし字の資料を読めるようになる
  • くずし字を取り巻く様々な動向がわかる

以上三点を目標に、情報を提供します。
全体の構成は、目次をご覧ください。

目次

【目次】

一:くずし字の基本

クイズを通して、くずし字の基礎知識を学びます。
「読めそうで読めない」感じはどこから来るのか。
くずし字を学ぶポイントなども解説しています。

二:手習い三番勝負!

くずし字の基本が身についた人向け。
九大が所蔵する資料の画像を見ながら、くずし字の解読に挑戦してみましょう。

三:くずし字でみる前近代の資料

書かれる資料の種類によって、くずし字の読みやすさは大きく変わります。
くずし字の観点から古い資料を眺めてみましょう。

四:オンラインでくずし字を読もう

多くの学術機関が資料のデジタル化を進めています。
オンラインで読める古典籍の情報を紹介します。

五:くずし字とテクノロジー

ICT技術の波はくずし字の世界にも押し寄せています。
くずし字をめぐるテクノロジーの動向を紹介します。

結:「和本リテラシー」とくずし字