やあみなさん,またお会いしましたね.前回SF本棚の担当をした学習サポーターです.
はじめてお会いする方々もいますね.ご入学おめでとうございました.
大学の空気は,まだみなさんにとって新鮮でしょうか?
さて,今回のCuter本棚のテーマは「よりみち」です.
今回の本棚のなかに,『さびしさの授業』という本がありますね?(もしかしたら,借りられていて,無いかもしれませんが…)
伏見憲明という人はおもしろい先生です.小さいころ,いじめられて一人になった経験から,この世界と自分のあいだに存在する「裂け目」について語りはじめます.自分の生活する世界に,「席」がないと感じることがある.そんなときにどうすれば良いのか…
大学では同じ専攻の学生が,ほとんど同じ授業を受けながら4年間を過ごします.でもその中で学生の一人一人は,似た興味をもってはいても,「あれ,僕の勉強したかったことはもっと他にあるんじゃないのかなあ…」と感じ,何となくそこに自分の居場所がないように感じることが,あるかもしれません.
そんなときは,図書館へよりみちなさるのがよいと思います.図書館は,ひとりで考えるのにとてもよい場所だからです.
今回の本棚には,2つのシリーズを用意しました.『理想の教室』と『よりみちパン!セ』です.このシリーズの本たちは,若い人がさまざまなテーマについてひとりで考えるために書かれました.
これらの本は,図書館のなかのほんの一部にすぎませんが,この本棚をきっかけに,あなたが考えたいことのタネが見つかることを祈ります.
そしてひとりで考えて,じぶんの身の回りの世界と自分とのあいだの裂け目をよく知り,各自の専攻にかえって,実りのある学生生活を送ってください.
期間:2018.6
場所:伊都図書館