Cuter本棚～九大図書館で読めるオススメの一冊～: 一年生に読んでほしい本

素直で心優しい新入生に読んでほしい．読みやすく書かれた薄い本ですが，その効果は大きい．何かと議論をふっかけてきたり，言い負かそうとしてくる人々（大学生活で一度ならず出会うでしょう）から自身を守り，相手を撃退する方法が，さままざな歴史的書物からの引用と共に解説されています．これを読んでくれたあなた，「まえがき」を読んでみよう．

大学の先生を見ていると，何でも知ってそうだとか，ものすごく偉大だと感じて圧倒されることがあるでしょうが，それは錯覚だと思います．おそらくほとんどの場合，個人のもつ知識は極めて限定的なものです．知識を収集することは大事ですが，個人の能力には限界がある．しかし，だからこそ私たちは協力できるし，協力しなければならない．

ありあまる体力と好奇心をもった新入生の皆さんに本書を紹介したい．自分自身の興味に従い，知的探求を進めることだけでなく，その活動をより多くの人にとって意味あるものにするためには，どのような問いを立てるべきか．「何を明らかにすることに価値があるのか」を問うことが習慣になると，大学での学びや研究活動に対して能動的に挑んでいけるはずです．それは言い換えると，より自由になるという事です．

私たちが生きるこの大地が本当はどんな場所なのか，私たちはどうやって生きてきて，これからどこを目指すのか．ペシャワール会の活動記録，中村先生が見たもの，残した言葉から人間について考える．

研究室を選ぶときにどうやってアポをとって何を見るべきか，など新入生にもすぐに役立つアドバイスもあり実用的です．坪田先生の軽快な文章を通して，先生たちが学生をどう見ているのかという事も感じられるかも．

題材に使われている文章が面白い．それだけで読む価値があると思う．
大学で扱われる文章を読むのは少し難しく感じるかもしれません．とくに専門的な文章では，一つの単語やフレーズがもつ意味が重くなり，読み解くのに知識が必要です．専門知識の習得は個別的で時間がかかる一方で，論理を読み解く力は，いちど身に着けるとさまざまな場面で活きてくる．

大学では授業や研究を通して、みんなの前でプレゼンテーションをする機会が異様に増えます。「あぁ、自分の考えを上手く伝えられなかった…」なんて悔しい経験、あんまりしたくないですよね。この本では、短時間で・簡潔に内容を伝えるための極意が載っています。まずはこの本から、自分自身の「話す力」を鍛えていきましょう！

女子からモテたいと思っている、そこのあなた。その服で、本当に大丈夫ですか…？高校とは違って、大学には制服なんてものはありません。普段大学に着ていく服は、その人のセンスの見せ所！この本さえ読めば、「センスがいい」服選びが必ずできるようになりますよ！これで明日から、あなたもおしゃれボーイに大変身～！（女子からモテるかは保証しません。）

大学で必ず耳にするであろう言葉、SDGs。名前自体は聞いたことがあるかもしれませんが、では具体的な取り組み内容についてあなたはどれくらい知っているでしょうか。この本には、SDGsで掲げられている17の目標の達成のために、日本そして世界で行われている取り組みについて写真とともに紹介されています。この本を通して、あなたもSDGsを「自分ごと」として捉えるきっかけになると嬉しいです。

「〇〇先生へ　レポート提出期限について了解です。」…一見先生に送っても大丈夫なメールに思えますが、実はアウトです。ちなみに、「了解」という言葉は、目上の人に対して使うには不適切です。宛名の書き方や、言葉遣いなど、メールを書くときには注意することがたくさんあるのですが、恐ろしいことにこのような内容は授業で教えてくれません。この本を読んで、今後社会人になっても使える「正しいメールの書き方」を覚えましょうね！

大学といえば、そう「レポート」！でも、どうやって書けばいいか分からない、そもそもなんで書く必要があるのかと思っている人いますよね（私もそうでした）。そのような迷える新入生は、この本を読めば疑問解決！！またレポート作成に関して悩みがありましたら、私たちCuterにも気軽に相談に来てくださいね。

大学に入学すると文理問わず「レポート」というものを何度となく執筆することになる。日頃から文章を書く習慣のある人でも、中々最初は手こずることが多い。文章全体をどのように組み立てて行くべきか、どのように自分の主張を織り交ぜるべきか、本書はあらゆる基本的な疑問に答えを提示してくれる。理科系とあるが、文化系の人にも読んで欲しい一冊である。

大学生になってちょっとカッコつけてみたい新入生、LaTeXを使ってみてはいかがだろうか。LaTeXがwordと大きく異なるのは全ての作業をコマンドで指示する点である。特に理系のレポートの場合は他のソフトと比較して圧倒的に綺麗に式を書くことができる。一見敷居が高そうにも思えるが、基本的なコマンドを覚えてしまえば、もう手放せなくなる。ぜひお試しあれ。

大学で学ぶ専門書は理路整然と知識が詰め込まれており、無味乾燥とした印象を持ってしまうが、その裏側には科学者達の実に人間臭いドラマが隠れている。読者は本書を通して、専門書だけでは感じることのできない彼等の葛藤や閃き、興奮を垣間見ることができる。いかに科学が作られていくのか、大学に進み専門を深化させようとしている新入生にこそその息吹を感じて欲しい。

今の日本の働き方は、どのようにして生まれたのか？海外と日本の社会の形の違いは？この本は、日本の社会的慣習の成立過程をわかりやすく解説し、その是非を問うものです。これから未来の社会を担っていく新入生の皆さんにとって、日本社会のこれまでとこれからを考えるきっかけになる本です。

怪しげなサークル「京大青竜会」に勧誘された主人公が、謎の競技「ホルモー」を通じて成長するというお話。大学生の青春が詰まってます。
映画版もおすすめ。

様々な環境問題が取り上げられる昨今、「生物の保全は重要である」と考える人は少なくないと思います。しかし、生物の保全は本当に重要なのでしょうか。重要だとすれば、それはなぜでしょうか。本書は上記の問いについての大学生の様々な「答え」を参照しつつ、著者なりの「答え」を紹介してくれます。あなたならどのように答えますか？

自然科学総合実験、その他講義で文系理系問わずレポートでデータを整理する際にExcelを使う機会は多くやってくると思います。中にはカレンダーのように使う人もいるでしょう。そこで一つ覚えておいて欲しいのはExcelは表作成ソフトであるだけでなく、表計算ソフトでもあるということです。様々な表示形式や法則性、計算式を与える関数やショートカットキーが実装されており、本書ではその中から役に立つ機能を解説しています。

議論は罵り合いではありません。自分の主張をいかに通すかではなく、相手の話をきちんと受け止めて理解し、問題点を正しく指摘するすることで議論は意義のあるものへと昇華していきます。これから一生の人間関係を築いていく上でも大切な要素になるでしょう。

私は魚が大好きです。食べることも釣ることも観ることも育てることも好きです。魚離れが進む日本、このままではいかん！みなさん魚を食べてください！きっと調理法一つ変えればあなたに合うウマイ魚がきっと見つかるはずです。（本書はレシピ本ではなく魚食文化とウマイ魚料理の秘密を解説しています。）

大学怖いなあ…友達や恋人ができるかなあ…単位とれるかなあ…自由な時間が多すぎて何をすればいいかわからない…多くの人はなんだかんだ同じことを考えています。暇で忙しい大学１年目の過ごし方のヒントをまずは4月から探していきましょう。

大学生活はあっという間に終わってしまいます。
その中で、就職のことなど、これからの進路や生き方を決めていかなければなりません。
この本は、主人公のコペルくんがそのおじさんのやりとりを通して、ものの見方や人との繋がり、生き方を学んでいく物語です。
コペルくんの生き方は私たちの参考になる点がたくさんあるので、これを読んで新入生の皆さんの大学生活やその後の指針になればと思います。

大学では、高校までと違い、『自分で考える力』や『自分で問いを見つけて解いていく力』が必要になります。しかし、自分で考えるといっても、オリジナルの考えやアイディアはなかなか浮かばないものです。この本は、そのようなアイディアを見つけるには、どのようなステップで考えるべきかを教えてくれます。皆さんの創造力もきっと高まるはずです！

この本は、大学生活に必要な、授業の受け方、単位の取り方、レポートの書き方、アルバイトのことなどを簡単にまとめています。大学生活に漠然と不安がある新入生の皆さんは、とりあえずこの本を読めば、大学生活を知ることができますよ！

大学生活は、人生で一番自由に時間を使える時です。この時間を、誰と、何をして過ごすか、何に挑戦するかが、今後の人生を大きく左右します。この本は、そんな２０代のうちにやっておくべきことを、恋愛、交友関係、趣味、勉強、など様々な点からアドバイスしてくれます。この本を読んで20代を充実した時間にしましょう。

本学の先生である、村上貴弘先生の著書です。アリという凄まじく発達した社会性をもった生物の不思議を、村上先生の壮絶で情熱的なフィールドワーク体験談を通じて学ぶことができます。虫や生物の専門的知識が無かったとしても読みやすく、研究者としての精神や人間と自然との関わり方において教訓に富んでいる内容となっています。

大学に入ると、今まで以上に物事の選択肢が増え、多大な情報量に触れることになる。そんな中で必要となるのが自分で判断し、情報を取捨選択する能力だ。Factfulnessは、あなたが世の中の「情報」に触れる際にあなたを惑わせるバイアスを改めて認識し、正しい「事実」を追い求める考え方を著者自身の豊富な人生経験から面白おかしく教えてくれる一冊だ。この本できっとあなたの見えている世界の解像度が上がるはず。

大学では、自ら考え、問いを発見し、創造していく力が重要です。では、これらの能力はどのように鍛えていけばよいのでしょうか。この本では、「自ら考え、創造する力」を鍛えるための考え方やそれを身につけるための習慣について、ヒントを与えてくれます。この本を読んで、着実に「考える力」を鍛えよう！

大学生活では、様々なバックグラウンドを持った方々と会話をする機会が増えます。その中で、コミュニケーションに何かと苦戦し、悩むことが多いかと思います。本書では、様々な相手と心をひらいて対話を楽しむためのコツを、著者の経験談を交えながら解説しています。

「私、コミュ障だから、人とうまくしゃべれない、、、」-そんな悩みを抱えている皆さん。この本では、「そもそも、コミュニケーションとは何か？」をかみ砕いたうえで、実際にどのように実践すればよいのかを学べます！

大学生活では、色々な事に挑戦する機会が増えます。しかし、その中で様々な「壁」にぶつかり、落ち込んでしまいがちです。この本では、著者が現役時代、自分自身をどのようにコントロールして、様々な「壁」を乗り越えてきたのかを語っています。私自身つらかった時に、この本の言葉に度々助けられました。

「人のやさしさって何？」　そんな単純だが深い問いを考えさせられる歴史的名著です。この物語のラストシーンに、あなたはどう思うか、、、？