Cuter本棚～九大図書館で読めるオススメの一冊～: 書を読もう、旅へ出よう

世界を旅し、そこに住んできた作者ならではの、そして読めば誰しもが広い世界への憧れを抱かずにはいられない、そんな1冊です。
旅と音楽・旅と映画・旅と本…「自分ならどんなリストを作るだろう」、「こんなのもあったんだ！」と思うこと必至です。
旅を楽しむには経験値が必要だな～と思いました。

先日、図書館特集の雑誌を購入したら日本全国の素敵な図書館が沢山載っていて、いつか余裕が出来たら図書館の旅もいいなあと思う今日この頃です。
この本は日本や世界の図書館についての特集です。本当に図書館なの？!と思わず見入ってしまう建物も。
p114-123のSan Juan Capistrano Regional Libraryは夏のリゾートホテルみたいでお気に入りです！

2016年春に就航した福岡－ヘルシンキ直行便を経由して欧州を周遊するなら、「川下り」は如何でしょうか?
このハンガリー語小説(1991)は、ウィーンやブダペスト等の沿岸都市の歴史的・文化的エピソードを実験的技法で織り込みつつ、ドナウ川をドイツにある源流から黒海に注ぐ河口まで辿ります。
旅人「源泉の名前を言いたまえ!」ドナウ川 (肩をすくめる)

現地の人々と直接交流したいと思いつつ、ことばに加えて宗教的価値観の相違に不安がある人もいるでしょう。
キリスト教の基本的な考え方や用語、各宗派の特徴等について図表を多用して簡明かつ客観的に整理した本書を手引きにすれば、欧米のクリスチャンに対しては会話して遊ぶ上でのハードルが下がるはずです。

デリーからロンドンまで乗り合いバスで行く――そんな壮大な計画を立てた26歳の＜私＞は、仕事を投げ出して旅に出た。
言わずと知れたバックパッカーにとってのバイブルで、「海外旅行」というよりは「放浪の旅」。
第1巻では香港とマカオを舞台に旅の記録が綴られます。「旅」の魅力がふんだんに詰まった一冊です。

ただ流れすぎる日々を消化するだけのモラトリアムに言い知れぬ不安を感じたことはありませんか？
本書は、そんな気持ちに真っ向から抗った一人の学生の体験談です！
本書の印税でアフガニスタンに学校を建ててしまう豪快な著者の人生観は、きっと今を生きる大学生にこそ響くのではないでしょうか。

「学ぶ方法は一つしかない。それは行動を通してだ」、「前兆に気がつくようになるのだよ。そして、それに従って行きなさい」...印象深い名台詞が散りばめられた珠玉の一冊です。海外に行ってみたいとは思うけれど、いざ行動に移すには、いろいろと懸念することがたくさん。そんなあなたには、この台詞を。「ほとんどの人は、世界を恐ろしい場所だと思っています。そして、そう思うことによって、世界は本当に恐ろしい場所に変わってしまうのです」

さくさく読めて、面白い！笑いあり、涙ありのエンターテイメント本です。
しかもフィクションではなく、当時20歳の著者の実体験なのが驚き。
ここまでの経験はなかなか難しいとは思いますが、時間と体力のある今しかできない旅をして、のちのちまで話のネタとなる武勇伝をつくってみるのもいいかも！？

物語の舞台はニューヨーク。
はなやかさとせつなさをこよなく愛する僕は、大学3年生のとき、この小説に影響を受けて、学園祭の期間にニューヨークへ一人旅に出ました。
そして、"I am in New York to meet Gatsby"と現地から指導教員のジョンソン先生に葉書を贈ったのでした。
（他に手紙を贈る相手？　いませんでしたよ。ギャツビーと違って僕は孤独が相棒ですからね。）