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アーカイブ情報あれこれ: ソウル大学校中央図書館古文献資料室

コロナ禍の中での韓国入国と出国

 2024年3月に釜山金海国際空港から入国したが、極めて簡単に入国できた。釜山の金国際空港の入国審査はいい加減極まりない。ありがたい。

 2022年9月下旬から10月上旬にソウル、釜山に出張した。入国に際して、いままでのいい加減な入国審査、出国審査とはまったくことなり、きびしくなっている。

 VISAを取らなくてはいけなかったが、何度申し込みをしても、VISAの予約が取れず、これはだめかもしれないと思っていたら、8月に続き、9月と10月もVISAなしで韓国に入国できるというアナウンスがなされた。観光客を呼び込まないと、韓国の航空会社や小売業、観光業がなりゆかないのだろう。VISAというものの威力を肌で感じた。

 仁川空港に到着後、パスポートを提示し、Q-CODEのプリントアウトを示すと、空港でのPCR検査を予約しているかと尋ねられる。小生、PCR検査を予約していると答え、仁川国際空港5番ゲートを出て、PCR検査場に向かった。出国用のPCR検査場と入国用の検査場の二つに分かれている。入国用の検査場に行き、予約済みの列に並び、手続きを行うことにした。ところが、名前で検索しても、小生の予約が出てこない。そこで当日の検査申し込みということになり、すぐ近くの申し込みのブース(パソコンがあり、女性スタッフが入力を手伝ってくれる。小生英文の名刺を渡し、入力してもらう。パスポート番号などもパスポートを見せれば入力してくれる。滞在ホテル、生年月日とか携帯電話番号とメールアドレスを入力すれば、おしまい。カードで₩80000を支払い、PCR検査キッドを受け取り、プリントアウトされた名前を確認する。隣のブースに移動して、鼻に検査用の綿棒を入れて、それで完了。検査結果がメールで届く。二時間後に「陰性Negative」という結果がメールに届いた。迅速である。英文の3回以上ワクチン接種証明は市町村で英文で発行してもらい持参すること。英文のワクチン接種証明は、帰国時に必要になる。小生英文のワクチン接種証明が帰国時にすぐに見つからず、日本の接種証明(英文でなかった)を示したが、名前の照合に思わぬ時間を要した。また福岡空港に入国に際して、MY SOSの登録をしていなかったために、手助けする方がついてスマホでやることになったが、スマホは使い慣れておらず、PCで行った。PCの方が簡単であった。ほとんどの人はスマホで事前登録か到着後登録していた。小生はPCの方がはるかに簡明であった。搭乗日前日にMY SOSを登録しておくとよい。いや登録すべきである。

 Q-CODEやPCR検査予約に関しては、You Tubeで動画を見るとわかりやすい。それでも案外めんどくさい。アップする画像であるが、画像の画素数を下げないといけないので、その点をインターネットで確認されたい。

 空港には2時間前には到着して、余裕をもって出国手続きをされたい。今回出国日に科研費の申請などが重なったので、出国準備がおろそかになった。次回への反省材料だ。

 

 

地下鉄ソウル大入口駅からソウル大学校中央図書館までの行き方

  先ず初めに地下鉄とバスで利用できる「T money」カードをコンビニで購入する。これさえあれば、料金を気にせずに飛び乗れる。釜山であれば、cash beeをコンビニで300ウォンで購入し、10000ウォンもあわせて入金をお願いすればよい。

 

 地下鉄二号線は環状線である。ソウル大入口駅から、ソウル大学校中央図書館まではバスで行くのがいい。

地下鉄2号線のソウル大入口駅で下車する.ソウル大学校と書いた標識の方に歩き,3番出口のエスカレーターを上がれば,マクドナルドとバス乗り場が目に入ってくる.ソウル大学校キャンパスを左回りする5513(正門→法学部→大学本部前→農学部→工学部→)のバスで冠岳区キャンパスの中央図書館本館(Gwanak Campus Central Library Main Building 62)に向かえばいい.メインゲートから二つ目のバス停「大学本部前」Administrative Office Entrance)で下車する。「大学本部前」で降りて,少しだけ戻り横断歩道の道路を渡り,直進すると,左側がソウル大学校本部(60番ビル)で,右側が学生会館63番ビル(Student Center)である.その真ん中を突き抜け,階段を上がると,左側の目の前に中央図書館本館と新館の大きなビル(62番ビル)がそびえ立っている.階段を上りきり,手前の軽食Caféを正面にして左のスロープを上がれば図書館の入口(中央図書館入口Gate 4)である.ここから入り入館手続を行う。

なお帰りのバスは右回りのバス5511(工学部→農学部→大学本部前→法学部→正門→)で地下鉄ソウル大入口駅に向かえばよい.ソウル大入口駅からの行きの5513バスが満員であれば,5511のバスに乗って,正門で下車して歩くという選択肢もある.ソウル大学校の構内はタクシーが拾える.日本に比べるとタクシー料金は安く手ごろであるが,バスを乗りこなしてから,タクシーも駆使するのがいいだろう.

 

2022年9月29日追記。

ソウル大学校の近くを走る地下鉄が新設されました。その関係で従来のレシプロ運転とは異なります。小生5511のバスが途中で止まったので、何事か理解できませんでした。事前に確認してください。米国の経験だと、地下鉄のメトロ駅ならばどこでも下車すればいいということです。新しい地下鉄は地球の歩き方に案内されているかどうか確認してください。小生、冷や汗をかきました。新林線ですが、2022年5月に動き出した無人走行のようです。「冠岳山→ソウル大ベンチャータウン→書院→新林(2号線)→→ポラメ(7号線)→→大方→セッカン(9号線)」

 

ソウル大学校駅のバス乗り場のマクドナルド

マクドナルドの前がバス乗り場である.マクドナルドコーヒーの値段は1000ウォンで,座席のある2階は広く,トイレもある.ここでバスに乗り込む時間を調整しながら,簡単な朝飯を取ることもできる.バス乗り場の前にあるトンカツ料理「GASMONG夢」には写真付きのメニューがあるが,分量も多く,美味しい.

2019年3月11日にソウル大学校駅にマックはなくなっていた。この辺りには喫茶店が多いので、時間をうまく活用されたい。

コロナ禍のため、外部者は閲覧不可

平成4年9月27日に足を運びましたが、外部者には閲覧不可になっています。韓国のNational Universityの図書館を訪問する際には、ホームページで確認してください。

 もう一点ですが、新しい地下鉄がソウル大学近くに出来て、動いていました。そのためバスの経路が往路と復路で異なります。事前に確認してください。

 韓国の国立大学は同じように外部からの閲覧を一様に制限しているようです。ホームページで確認してから、訪問してください。

ソウル大学校中央図書館古文献資料室の実習報告書

 

入り口で身分証明書IDとしてパスポートを預け,S-CardSカード)を受け取り,名前などを記帳して入館する.ランチなどで館外に出るときには,このSカードを提示して出るというシステムである. 中央図書館4階の古文獻資料室(Rare Books & Archival Collections)へは閲覧カウンターを過ぎて右側の扉から階段を上がればよい.検索用のPCも並んでいる.古文獻資料室の開館時間は平日の午前9時から午後6時までである.トイレは奥にある.監視カメラは設置されている.スタッフは親切である。

  資料請求の仕方

 

 申請用紙はハングルと英語で書かれているが,一部ハングルしか記載されていない.以下の解説をお読みいただきたい.

「Application for Reference Use」の最上段には,Name「三輪 宗弘」を書き,サインして,電話番号を書く.二段目にはAffiliationつまり所属を書くのであるが,小生の場合には「九州大学」と書き,次の箇所には「教授」と書くことになる.E-mailはメールアドレスを書けばいい.次のPurpose of studyであるが,漢字で「論文作成」とか「戦時動員」(Wartime mobilization)とか「第二次世界大戦」(World War Ⅱ)などと書けばいいだろう.ハングルで書けなければ,英語で書いてもよい.次に具体的に請求する必要事項を記載しなければならないが,検索画面で請求番号(Call Number)とタイトル(Title)を調べて書かなくてはならない.請求番号(Call Number)とタイトルを書き込んで請求する.最下段には日付(年月日),名前を書き,そしてサインすればよい.検索画面のあるパソコンは1台設置されているが,2階の階段を上がるところに3台検索用パソコンが置いてある.日本で事前に請求番号を調べていくのがよいだろう。

請求番号の検索方法であるが,まずソウル大学校中央図書館の検索画面http://library.snu.ac.kr/にアクセスし,下記の英語のページに行く.このページに行くためには国立国会図書館の「韓国所在植民地期日本語文献の調べ方」のページのリンクから飛ぶのが簡明である.

 

https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-asia-109.php

 

http://library.snu.ac.kr/?language=en

 

このページ(英語版)の「Search All」もしくは「Book & Media」の検索欄に例えば「実習報告書」と漢字で入力すればヒットしてくる.例えば「大塚茂」「西国弘」「撫順炭鉱」とか入力して,ヒットしてくるか確認していただきたい.書誌情報には「Available at Main Library Rare Book 5」と書かれている.初めて行く場合は,請求番号(Call Number)のプリントアウトを持参して訪問するのがよいだろう.小生,初めて訪問した折にはこのやり方を知らなくて,苦労することになった.古文献資料室の司書は漢字が読めるし,英語も通じる.Call Numberがわかれば,請求は簡単にできる.池上重康,砂本文彦「資料紹介 京城高等工業学校鉱山学科・京城鉱山専門学校採鉱学科実習報告書目録」(『エネルギー史研究』,20103月,25号)にもリストが掲載されているので,あわせて参照願いたい.また実習報告書についても詳しい説明がなされている.2冊が一つのセットになっているのもあった.また一人がそれぞれ異なる鉱山で実習報告書を作成しているケースもあった.1冊に二つの実習報告書が製本されているケースもあった.

 一度に5冊出納可能で,資料請求は5冊以上してもカウンターで用意してくれる.デジタルカメラで撮影も大丈夫である.許可申請は不要であるが,スタッフに一声かけ,撮影するのがいいだろう.フラッシュは不可であるが,デジタルカメラ撮影のための蛍光灯がなく,影がどうしても出来る.撮影の時に光の入り具合を工夫する必要がある.影が案外強く出るので,この点は注意されたい.斜めから採光する工夫がいる。光源が強すぎるために、また高いために、影が強く出る。

 同じフロワーの4階には歴史の蔵書、海外の新聞が置かれている。植民地期のコーナーの蔵書を眺めると独立運動一色である。日本史コーナーの本も眺めるのも勉強になる。疲れたときなどに開架の書架を見学してまわるといいだろう。

ソウルから地方都市への移動

ソウル駅、龍山駅などからKTX(高速鉄道)で釜山や益山市などへ移動できる。ネットで購入して、チケットを印刷すればいい(持参すること、支払いはカードで決済すること)。もしくは切符売り場で購入すればいい。金曜日のソウル行は満席が予想されるので、はやめに予約しておけばいい。フランス式で改札はない。フランスであれば、車掌が回ってくるが、基本的に全席指定なので、車掌は切符を点検しない。「座席の予約がいる」「改札がない」というのが日本の新幹線との違いである。ソウル駅、龍山駅が2大ターミナルである。出発は龍山駅でも、上りのソウル行ではソウル駅まで行く場合があるが、ソウル駅まで乗って下車すればよい。そのほうが地下鉄のアクセスがいい。ソウル駅は歩かなければならない。それを考えると、龍山駅で地下鉄に乗り換えたほうがいい。ソウルー釜山はソウル駅である。

 案外簡単に切符が購入できる。KTXは小型(小人数)でも運行できる点で、韓国の輸送に適した交通機関であると思った。

 駅に早く到着した場合、切符売り場で早い時間のKTXに変更してくれる。

 高速バスも大きなターミナルから各地方に運行されている。インチョウン国際空港から各地方に向かえばよい。

 

外国人に割安で販売される「KORAIL PASS」(Japan Rail Passの韓国版と考えればよい。)であるが、カードでしか購入できない。VISAの海外での認証番号が必要で、小生この番号がわからず、Korail Passを買うことが出来なかった。仕方なく、ソウル―釜山往復と、後日に釜山ー東大邱往復のKTX券を買った。ソウルー釜山往復はカードで購入できた。外国人であることの証明として、特別な番号がいるのだろう。日本国内でも、韓国の大きな駅のKTXのTRAVEL CENTER(旅行センター)でも購入できる。韓国訪問前に銀行にカードの番号を問い合わせる必要がある。

 Typeは4種類ある。「2 day select pass」(₩121000)「3 consecutive day pass」(₩138000)「4 day select pass」(₩193000)「5 consecutive day pass」(₩210000)である。ADULT(28歳以上) YOUTH(13~27歳) CHILD (6~12歳)SAVE(同一行程の二人から五人までのグループは安くなる)一斑を示そう。ソウル駅-釜山駅のKTXの往復料金は119600ウォンであるが、ADULTは12100ウォンで割安とならないが、YOUTHだと96000ウォンとなり、2万ウォン(約二千円)安くなる。www.letskorail.com→ENGLISH tab  もしくは KTX train stationへ(韓国のKTXの時刻表はINFOでもらえる。これがあると予約する際に、列車番号、出発時刻、到着時刻がすぐわかり、スムーズにできる。KTXのINFOで入手すること)

 KTXは事前に予約が必要である。駅で予約してもいいし、NETから予約してもよい。駅に早く着いた際には、当日駅で時刻変更も可能。並んでいるので、時間がかかる。ソウルー釜山は3時間弱。ソウル釜山は連結車両が多い。

 

 高速バスも発達している。地方の大きな都市に行く場合、高速バスを乗り継いで行くという手がありそうである。この情報も充実させていきます。下記の手順で検索ください。

www.KAMPOO.co→韓国旅行→韓国のバス→ソウルや釜山のバスターミナルのページ→時刻表

 

Subject Guide

Profile Photo
三輪 宗弘
連絡先:
附属図書館記録資料館
産業経済資料部門
教授

専門
経営史, 軍事史, 石油・石炭産業, 太平洋戦争, 公文書の廃棄選別
Website

ランチ(お昼ご飯)

Cafeteria Jahayeonチャハヨン(Seoul National University Coop)が徒歩5分である.ここでランチを取るのが簡明でおいしい。Caféに向かって左に突き抜けると,小さな池(チャハヨン)があり,四つ角を左下に曲がる.100メートルほど下り,右側に折れ,ビル1号館(文学部、言語学部)の吹き抜けを抜けると,正面がCafeteria Jahayeonである.やや高級な上の階のレストランとセルフサービスの食堂がある.レストランでは各曜日の定食Today’s Special800010000ウォンで提供されており,迷ったらこれを注文するのがおすすめである.

テーブルまで注文に来てくれ,お茶も出してくれる.支払いは食後カウンターで支払う.下の食堂では定食40005000ウォンが二種類あり,自販機で食券を購入する.2つの中から選ぶようになっている.入金するとおつりが出てくる.プラスティックのおぼんを手に持ち,並んで受け取るやり方で,日本の大学の学生食堂と同じやり方である.キムチは別に置いてある.食後返却して,それからコップで水を飲んだり,口を濯いだりするようだ.これはキムチのにおいを消すためであろう.韓国らしいと感じる.ソウル大学校の生協の営業するレストランは,www.snuco.comに紹介されている.ハングルは,Google翻訳ソフトを使い,営業時間やメニューをある程度確認できる.

 

図書館の入口のところにも、コンビニ兼軽食スナックCaféの店舗CVがある.サンドウィッチ,マフィンやコーヒーなどが注文できる.アメリカンコヒーは₩2300。奥には文房具などが置いてある。ポカリとコーヒーの自動販売機も近くにあり,飲み物は700ウォン,600ウォンで購入できる.キャッシュコーナーもある.バス乗り場から図書館に上がるところにも学生会館内にも食堂がある。

 

 

全羅南道料理 柿の木の家

ソウル大学入口駅を出て、ソウル大学校方面バス乗り場を上に行き、右折すれば、右手に「南道の味 柿の木の家」が目に入ってくる(冠岳区役所側)。

魚の日干しと野菜料理をぜひ注文されたい。この辺りは全羅南道出身者が多いらしい。冠岳区奉川洞1571-12 電話:02-882-0077

 このお店は朴ファンム先生とご一緒しました。

 電話番号で検索してください。