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アーカイブ情報あれこれ: 国会図書館(韓国)

韓国国立国会図書館(本館) National Assembly Library of Korea

 国立国会図書館(本館)は、国会議事堂の中にある。地下鉄9番線の国会図書館駅の6番出口か5番出口を利用する。5番出口だと道路を渡らなければならない(地図を参照)。国会議事堂に向かって右側の建物が国会図書館である。最初に入館証を作成しなければならないが、スタッフが助けてくれるので、身分証としてパスポートを用意して、1日限りの入館証(One Day ID Card)を作成すればよい。これは国立中央図書館も同じだが、国立中央図書館はPCでスタッフが紙に書いたものを入力してくれる。国立国会図書館(本館)ではPC上での入力時にスタッフが手伝ってくれる。国立国会図書館はデスクトップパソコンの横で一緒に入力して、それからパスポートを渡して入館証を作成する。韓国では、韓国人はもてなしの精神があるので、遠慮せずに頼むこと。(IDは8文字要求される。数字とアルファベットが要求されるので、例えば112233㎜とかわかりやすいのを入れること。PWを数字(文字もしくは数字と文字)で入れ、メールアドレス、誕生日を入れる必要がある。パスワードロッカー番号を指定される。ロッカー番号が指定される点が、中央図書館と違う点である。二回目の訪問時には、ロッカーのPin番号は自分で数字4文字を指定した(Pin番号はメモするか、よく使う電話番号などにすると忘れない)。One Day ID Cardであるが、二回目は前回の記録が残っていて、受付ですぐにカードの発券をしてくれた。IDとパスワードを覚えておく必要がありそうだ。小生、まったく忘れていたが、スタッフに尋ねたところ、名前で検索してくれ、記録が残っており紙に書いて渡してくれた。いい加減にIDとPWを設定してはいけないことがわかる。小生、一回限りであると判断し、適当に設定した。)釜山の国会図書館は、子供も含め誰でも閲覧できるため入館ゲートがない。ロッカーは数字、携帯の電話番号01から始まる番号を入力するということになるが、日本の09とか08が「01」とみなして、入力すれば利用できる。地下鉄構内にあるロッカーもこのやり方が普及している。

国会議事堂、韓国国会図書館、国会議事堂駅(地下鉄9号線)の位置関係

 左側がIデスク(案内)、正面が入館証作成用PC、右側がロッカー Iデスクのスタッフは親切なので、入館証作成を手伝ってもらうこと。

 ロッカーに荷物を入れ、パソコンと紙などはビニール袋(日本の国会図書館と同じ)に入れて、ゲートに入館証をタッチさせて入る。日本の国会図書館のシステムと同じである。ロッカーの開け閉めであるが電子化されており(日本の国会図書館ではカギと100円硬貨)、グーグル翻訳を使えばハングルがわからなくても大丈夫である。わかれば何でもないが、タッチすればいい点はなかなか気づかない。

 本の請求であるが、書架にある程度並んでいるので、事前に日本で請求番号をメモしていき、請求記号で検索するのがよい。英語ページだと請求記号で探すことができなかった。スタッフに尋ねたところ、ハングルのページを開いてくれて、ここに請求記号の数字を全部入れればよいとのことであった。書籍であれば314号室(土曜日は閉室)に行けばよい。日本で書籍の所蔵状況を確認して、配架されているならば、314号室に直行して本を手に取り、机で読めばいい、314号室にはスタッフがいるので、本を書庫の本を請求する場合には、日本で調べた請求番号を伝えるのが簡明である。小生はじめて2024年3月に訪問したので、手探りで請求を試みた。今後さらに請求の仕方の情報やノウハウをアップしていきます。(土曜日は1階の出納担当者が親切にアドバイスしてくれる。日本はガイドブックに丁寧に説明が書かれているが、韓国はスタッフや司書が丁寧に説明してくれ、手助けしてくれる。)

 デジタルカメラで背表紙を撮影した。ハングルがほとんどであるが、歴史コーナーには日本語の文献や英語の文献、中国語の文献もある。

 地下鉄9号線の国会議事堂駅で国会議事堂方面の出口から地上に上がり、議事堂の右側の大きな建物が国会図書館である。上の地図で確認されたい。

 昼ご飯は地下一階。Snack Barで食券を買う。5500ウォン。Snack Barには食料品しか置いていない。日本の国会図書館のように文具などは置いていない。また入口には喫茶店がある。ここで軽食を取る手もある。同じ建物の中にある。なお韓国国立中央図書館は別の建物の1階に食堂とCV(コンビニ)がある。 韓国の喫茶店の量は日本の2倍である。注文はSサイズでよい。

国会図書館(地下)の定食ランチ チケットは売店で購入する。

 国会図書館地下1階の食堂 一種類しかないが、安いのでありがたい。小生、キムチが大好きである。                                       

2024年6月19日(土曜日)に訪問                                         

 2024年6月19日に国会図書館を訪問したが、314号室は土曜日ということで閉まっていた。1階のスタッフに画面からの請求の仕方を教えてもらう。持参したパソコンで操作すれば、漢字で入力できる。備え付けのPC画面上からはハングルと英語しか表示されない。スタッフはとても親切である。スマートホンで韓国語を入力して、日本語に翻訳して、小生に助言してくれた。

「nanet.go.kr/main.do」と入れて、検索画面に飛び、日本語にして日本の漢字を入れれば、ヒットしてくる。これはとてもありがたく、助かる。

 土曜日は地下のSnack Barと食堂は営業していない。

韓国の電子ジャーナル KISS DBpia

 日本の国立国会図書館で、韓国の電子ジャーナルを検索できます。詳しくは下記をご覧ください。

「国立国会図書館 アジア情報室」で検索してください。解説のYouTubeが4本ありますが、3本目の動画が詳しく解説しています。

 KISSとDBpiaで遠隔複写の申し込みができます。日本の国立国会図書館の館内で閲覧可能です。

 

国立国会図書館関西館の田中福太郎氏が「韓国のデジタルアーカイブとその利用」と題して利用のノウハウを紹介しています。PDFでネットからダウンロードできます。例えば、新聞記事の検索の仕方などが記載されています。ぜひプリントアウトして、参考にしてください。この解説を参考にチャレンジしてください。