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アーカイブ情報あれこれ: KTXと高速バスでの移動

ソウルから地方都市への移動

  ソウル駅、龍山駅などからKTX(高速鉄道)で釜山や益山市などへ移動できる。ネットで購入して、チケットを印刷すればいい(持参すること、支払いはカードで決済すること)。もしくは切符売り場で購入すればいい。金曜日のソウル行は満席が予想されるので、はやめに予約しておけばいい。フランス式で改札はない。フランスであれば、車掌が回ってくるが、基本的に全席指定なので、車掌は切符を点検しない。「座席の予約がいる」「改札がない」というのが日本の新幹線との違いである。ソウル駅、龍山駅が2大ターミナルである。出発は龍山駅でも、上りのソウル行ではソウル駅まで行く場合があるが、ソウル駅まで乗って下車すればよい。そのほうが地下鉄のアクセスがいい。ソウル駅は歩かなければならない。それを考えると、龍山駅で地下鉄に乗り換えたほうがいい。ソウルー釜山はソウル駅しか停車しない。

 案外簡単に切符が購入できる。KTXは小型(小人数)でも運行できる点で、韓国の輸送に適した交通機関であると思った。小回りが利く。

 駅に早く到着した場合、切符売り場で早い時間のKTXに変更してくれる。

 高速バスも大きなターミナルから各地方に運行されている。インチョウン国際空港から各地方に向かえばよい。ソウル市内からは、三つの地下鉄が利用できる高速バスターミナル駅に大きなバスターミナル(方面によって大きく二つに分かれている。湖南線ターミナルは全羅道方面行高速バスが発覚する。)がある。時間の余裕があれば、ソウル→釜山(沙上、釜山総合)、ソウル→大田(政庁、市内)などは一度乗車されてはいかがであろうか。バスのフロントガラスは「行き先」の札(グーグル翻訳で大助かり)と、赤で出発時間が電子表示されている。トイレ休憩時には、出発時刻がフロントガラスに電子表示される。高速道路から森林の中に古墳のような丸い墓が見える。

ソウル高速バスターミナルのDepature(スポット、ターミナル)に並ぶバス。Depature 1が釜山行き高速バス(釜山西部沙上駅、釜山総合)

  外国人に割安で販売される「KORAIL PASS」(Japan Rail Passの韓国版と考えればよい。)であるが、カードでしか購入できない。VISAの海外での認証番号が必要で、小生この番号がわからず、Korail Passを買うことが出来なかった。不正使用を未然に防ぐために、海外で利用されているカードであることが証明できるカードしか購入できないのだろう。(パスポートを提示させれば簡単なのに?)仕方なく、ソウル―釜山往復と、後日に釜山ー東大邱往復のKTX券を買った。ソウルー釜山往復はカードで購入できた。外国人であることの証明として、特別な番号がいるのだろう。日本国内でも、韓国の大きな駅のKTXのTRAVEL CENTER(旅行センター)でも購入できる。韓国訪問前に銀行にカードの番号を問い合わせる必要がある。

 Typeは4種類ある。「2 day select pass」(₩121000)「3 consecutive day pass」(₩138000)「4 day select pass」(₩193000)「5 consecutive day pass」(₩210000)である。ADULT(28歳以上) YOUTH(13~27歳) CHILD (6~12歳)SAVE(同一行程の二人から五人までのグループは安くなる)一斑を示そう。ソウル駅-釜山駅のKTXの往復料金は119600ウォンであるが、ADULTは12100ウォンで割安とならないが、YOUTHだと96000ウォンとなり、2万ウォン(約二千円)安くなる。www.letskorail.com→ENGLISH tab  もしくは KTX train stationへ(韓国のKTXの時刻表はINFOでもらえる。これがあると予約する際に、列車番号、出発時刻、到着時刻がすぐわかり、スムーズにできる。KTXのINFOで入手すること)

 KTXは事前に予約が必要である。駅で予約してもいいし、NETから予約してもよい。駅に早く着いた際には、当日駅で時刻変更も可能。並んでいるので、時間がかかる。ソウルー釜山は3時間弱。ソウル釜山は連結車両が多い。

 

 高速バスも発達している。地方の大きな都市に行く場合、高速バスを乗り継いで行くという手がありそうである。この情報も充実させていきます。下記の手順で検索ください。

www.KAMPOO.co→韓国旅行→韓国のバス→ソウルや釜山のバスターミナルのページ→時刻表

 

釜山西部バスターミナル(「西部釜山バスターミナル」)でのバス利用

 釜山地下鉄2号線の沙上駅5番出口の階段を上がり、左に10歩ほど進むと、西部バスターミナルのビルが目に入る。FOOF COURTとかオレンジ色のDUNKINが目に入る。そのまま直進して入り口を入ると右にDUNKINドーナッツがある。1階に切符売り場「Intercity Bus Ticket Counter」がある。ここで切符を購入すればいいい。自動販売機で買う方法もあるようだが、今回は山清郡という田舎に行くので、切符売り場でチケットを購入した。日付、時間、目的地(釜山→山清)を伝えて、購入した。紙に書いてメモして渡すのが、安全確実。英語もある程度通じる。韓国では切符売り場で購入する人が多いので、安心である。朝早くから切符売り場は開いている。Google翻訳でタイムテーブルや運賃表を読み取れるからありがたい。停車ホーム(スポット)は晋州や山清行きは7番ホームである。

 釜山西部高速バスターミナルの切符売り場に並ぶ列(対面販売は早朝から)

 停車しているバスのフロントガラスに、これから行く目的地のバスターミナルがハングルで書かれている。また赤字で出発時刻表が下側に表示されている。何時に出発するのかわかる。定刻通りに出発する。バスターミナルにはトイレがある。早めに停車予定のバスターミナルに着いた際には乗客を降ろして、バスのスポットが空くのを待ち、バスをスポットに入れて、10分とか20分の休憩がある。小生が山清郡に行った折には晋州バスターミナルで20分ほど停車した。トイレもある。また小さな店や食堂が並んでいる。

釜山西部バスターミナル7番スポット 行き先が書かれている。山清郡庁に向かうためにここから乗車した。

 13番スポット(晋州高速バスターミナル)に停車した山清行き高速バス。20分ほど休憩して、08:10に出発する。この表示はありがたい。晋州ターミナルには、トイレがあり、お店が並んでいる。行き先はハングルで書かれているが、スマホのGoogle翻訳が威力を発揮する。

 高速バスは余裕をもって、運行時間が設定されているため、早く着いた時にはお客を降ろして、停車場のスポットが空くのを待って、駐車場所に入るというやり方である。晋州バスターミナルはそこそこ大きなバスターミナルである。ここで乗り換えて、山清バスターミナルに向かう手もあっただろうが、釜山から山清まで切符を買った。復路も買おうとしたが、山清バスセンターで購入してほしいとのことであった。山清バスターミナルにも切符売り場があり、到着後すぐに帰りの晋州経由の釜山行き直行便の切符15:50分を購入した。直行便はこれが最終便である。初めてだったので直行便を利用したが、今思えば、晋州まで行き、本数の多い釜山行きにここで乗り継ぐ手もあった。韓国のバス路線網は国土の大きさや正方形という地形に合わせて発達している。

日帝強制動員歴史館に展示されていた、左側の資料(戸籍)の裏付けを取りたかったので、高速バスを利用して、山清郡庁まで行きました。個人情報の関係で戸籍は閲覧はできませんでしたが、戦後の『犯罪人名簿』が残っていることを確認できました。山清郡庁の職員はとても親切でした。日本の市町村の窓口と同じような配置になっています。

 山清からソウルに行く場合は、ソウルの南部バスターミナル駅となる。ソウルの高速バスターミナル駅(ソウル京釜と表記する場合もある)からは山清に停車するバスは運行されていない。ソウル南部バスターミナルから乗車されたい。

ソウルの高速バスターミナル

 ソウルの地下鉄3番、7番、9番線が乗り入れている「高速バスターミナル駅」の2番出口から出れば、釜山(釜山総合と西部釜山)や大田(大田、大田庁舎)、大邱、蔚山、昌原などに行く高速バス乗り場(京釜)である。対面式の切符売り場があるほか、自動販売機もある。日本語も用意されており、目的地、日付、発車時刻、カード決済という順番である。バススポット(Departure)は掲示されているので、すぐわかる。釜山(釜山と西部釜山)は1番、2番スポット(Depatureと英語表記されている)である。Depatureであるが36まであり、行き先が表示されている。釜山は1番スポットである。一番スポットは釜山沙上駅行きと釜山総合バスターミナル行きの二つがある。韓国のバス路線は、英国と同じく非常に発達している。高速バスターミナル駅には湖南線バスターミナルもある。こちらは全羅道方面行の高速バスが発着する。

高速バスターミナル駅(3、7、9号線)、向かって左側が京釜・嶺東線ターミナル(2番出口)で右側が湖南線ターミナル(7番出口)。5番出口から韓国国立中央図書館へ。

 ソウル高速バスターミナルの切符売り場(手前が販売機、奥が対面の切符売り場)販売機には日本語表示も可能で、わかりやすい。

 ソウル高速バスターミナルの日本語表記は「ソウル京釜」であることがわかる。エコノミーの残りは少ない。30分間隔で運行されている。利用者が多いのだろう。 

バスのフロントガラスにも目的地(停車バスターミナル)と赤で出発時刻が書かれている。グーグル翻訳がありがたい。

 2番出口周辺には、レストランが多い。またコンビニもある。地下鉄の構内にもレストランやオデンなどのお店がある。人が多くいるところが安売りの店で、小生も群集心理に負けて買い物をしている。

 表示が丁寧でわかりやすい。自販機であるが、日本語表示で、目的地、日付、バスの時刻、カード決済とわかりやすい。対面のほうが初めての場合はいいだろうが、点と点を結ぶ場合、自販機もわかりやすい。大都市には高速バスターミナルが複数あるので、その点も確認して購入されたい。大田であれば、大田政庁なのか大田市内なのか、釜山であれば、西部釜山(沙上駅)なのか釜山総合なのか、確認されたい。

 大田政庁の高速バス売り場は対面の窓口はない。自販機で購入する。大田政庁からソウル高速バスターミナル行きを購入する予定であったが、翌日のソウル京釜駅(ソウル高速バスターミナル)行きの早朝便はすでに完売であった(翌日午後には残席があった)。あきらめてKTXでソウルまで行くことにした。

  ネットの「高速バス:韓国観光公社公式サイト」はよくまとまっているので、訪韓前にチェックされたい。(「visitKOREA」→「高速バス」でアクセスできる。「地下鉄」や「市内バス」のガイドも行き届いている。)